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09月08日-02号

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  1. 新宮市議会 2020-09-08
    09月08日-02号


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    令和 2年  9月 定例会          令和2年9月新宮市議会定例会会議録             第2日(令和2年9月8日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和2年9月8日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(3)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           峪中直樹君               総務部               部長               尾崎正幸君               防災及び危機管理担当部長     山下泰司君               総務課長             梶田卓哉君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               次長兼健康長寿課長        北畑直子君               福祉課長             中上清之君               子育て推進課長          辻本美恵君               保健センター長          赤松勇人君               建設農林部               部長               平見良太君               次長兼管理課長          望月敬之君               医療センター               事務長              奥  靖君               水道事業所               所長兼業務課長          名古一志君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第2日(令和2年9月8日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(久保智敬君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(久保智敬君)  日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を答弁を含め1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(久保智敬君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 市長及び教育長の行政理念について質問を行います。 市長の行政理念は、市長は就任当初から一貫して市政は市民のためにあるというのを基本理念として行政に取り組んできたと、常に市長はそのように主張するんですが、私は市長の政治姿勢は巧言令色すくなし仁、口先がうまくて上辺を飾るのは上手だが、真実が伴っていないと批判してきているんです。それに対して、内外から大西は市長を侮辱しているというような声も聞こえてきますが、ですから私がなぜそう言うかと、それに対して事実を証明しているわけです。 その端的な例として、一事が万事ということで通告しているように財政健全化の心構え、人事評価制度の弊害、そこで前回も言ったように、教育長、先日、議会の2日目、当局から今後10年の財政シミュレーションが議会に説明があったわけ。だけど、教育長は知らんが、その前10年前もシミュレーション田岡市長は出してきたんです。そのシミュレーションでも10年後の新宮市の財政は非常に厳しい、必ず赤字が出るというシミュレーションをね。それに対して議会はどうするんだと、10年後に単年度赤が3億円も出ると、どうするんだと議会が追及したら、行財政改革に取り組みますと答弁しているんですよ。そのとき答弁したように、その10年間、田岡市長になってから合併特例債の、合併特例の交付税の算定替えだとか、事業の10年期限が過ぎた後も延伸してもらっているんですよ。過疎対策も。好条件がそろって、なおかつ現在経常収支比率が100%超えてきているんですよ。それで今度また財政シミュレーションこの間行われた。また10年後えらいんです。きわめて甘く見積もって、それでも100%超えてきたあるんや。これをどうするんなと議会が追及したら、行財政改革に取り組みますと。そしたら議員から、取り組みます取り組みますと、どう取り組むんなと、何をするんだと追及あるんやだ。ですから初めてじゃない、今回。私が見てるのは。田岡市長は口ばかり。 この前出してきて、平成23年度、今年度から経常収支が3億円ぐらい出ると、非常に厳しいと、財政シミュレーションを出してきてや、ほんでやると。この10年間何をやったんですか。だから口ばっかりや。市長になるとき、市の財政改革せんなん。市の財政が厳しいから私が市長になったら退職金は返上します。公約したんや。いいですか。最初の1年目、後は知らんが、最初の1年目はね、教育長、市議会議員で田岡を応援したのが私と後ろにおる若い議員2人や。その後ろにおる議員は新人やったんや。新人やったから、まだ市のことは熟知していない。僕はね、その時点でもう三十年もたっていたんでね、そのときの相手は元県議会議長、元市長、元市長の息子で市の幹部職員や、それを相手に田岡はやったんや。なぜやったか。 平成20年に私は、田岡市長が市長になったのは平成21年10月、平成20年9月議会で新宮港の二期工事に非常に不審点があった。10億円も余って無駄な予算を使っていると、これを解明せなならんと。百条委員会を設置して調査せなあかんということを9月議会で1時間半やったんや。しかし、それに対して議会も当局も誰も協力してくれない。それで私は議会も当局も信用できない。この際、何のしがらみもない田岡市長に期待したんや。純真な。これで打開を図ろうとした。それで田岡を私は応援したんや。そのときや、大西はどういうことやと、何の行政経験もない、政治経験もない田岡を市長に推して無責任やと私は言われたんですよ。それで、田岡市長が市長に当選した。そしたら、すぐに田岡市長は議会へ退職金の返上議案を提案すると言い出したんや。それで僕は反対した。政治には金がかかると。今、教育長の、広島県か、あの国会議員夫婦、選挙違反で今問題になっているわな。あの人、法務大臣やったんやで。政治には金がかかるんですよ。だから、私は田岡市長にもらうものはもろうたらええんやと、市長の職務は激務や。その代わり業者から献金受けたらあかんでと。しかし、田岡市長は、いや、公約やからと言うんで、議会からも相当反対あったが、退職金の返上議案を通したんですよ。今受け取っとるやん。2期目。ね。そうするとや、選挙に当選するために市民受けのいい政策を言うたんかとなるやないですか。いや、そうじゃないんだと、私が市長になってから財政がこれだけ豊かになったんやと、だから2期目からもらうんやったら話は分かる。余計えらなっとるやん。 ですからね、教育長、この間言ったみたいに人事評価にしても私はあなたに質問するのは、財政の健全化の心構えも教育やと言っているんです。この間の財政課から上がってきた財政シミュレーションの計算、しかしこの財政を健全化しておかなきゃならない。あるいは贅沢してはならない。こういうことは教育やで。出だし。ですから、私は田岡市長になってから言うてるんと違うんですよ。 私は戦争中に生まれた。戦後の厳しい時代を知っている。そして、45年前の市議会議員になる前は、新宮市は財政再建団体やった。だからなった途端から、教育長は聞いてないやろうけれども、市長にはずっと言ってきたのは、私は、財政は健全化を維持せなあかんと。それから私は45年間予算をつくる。要するに収入を図ることに一生懸命、出すことには最少の経費で最大の効果を挙げよと、どんな少ない、どんな些細な無駄もあってはならんと、それが心構えで45年間やってきたんや。もうずっと言っているがね、市民病院の経営の立て直しも、この間、電源開発で協力金もらってきたのも、お金を取ると、この間言ったな、税金、滞納者も給料差し押さえてでも取れと。とにかく歳入を図る。歳出はけちけちや。口出すんや。重箱の隅つつくんかと言われもって、だからそれは心構えなんや。教育長の、理念というのは教育やで。何で理念を聞くかというたら、理念が大事なんよ。理念は学と違うんや。のう、教育長。理念が分かっていない、この市長は。ね、教育長。子供を教育するのに体罰は絶対いかんと、無用やという理念を持ったある先生と、体罰は必要なんやと理念を持ったあると違うでしょう。そしたら、体罰は絶対に不必要なんだと、絶対体罰はならんのだという先生は、生徒に体罰を加えませんか。加える場合があるんですよ。そこが違うんですよ。必要やと思っている理念の先生が体罰を加えるのと、絶対に駄目だと言いながら体罰を加えざるを得んときがある。これが臨機応変。我々、僕は理念、理念と言っているが、理念がしっかりしたあたら、しかし我々行政、政治に関わる者は臨機応変が求められるんや。今、コロナ騒ぎや。そういう理念を持ったっても、時と場合によっては信念を曲げんならんときがあるんや。その曲げたときに理念がしっかりしたったら許せるんや、こっちは。理念がしっかりしていないと単なる行き当たりばったり。だから、田岡市長が言うてることとやっていること、行き当たりばったりで、何が市政が市民のためかということや。今も言うたようにね。途中で議員のボーナスの値上げを提案してきているんや。議員のボーナス上げるのは市民のためか。この人事評価がどう市民のためになっているんか説明せえと言っとるんや。市政は市民のためにある。 それで、これ通告したあるんやけれども理念の話や。これ天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。福沢諭吉の言葉や。市長、私がこの言葉に出会ったのは中学生のときや。国語の時間か、歴史の時間か定かではないが、これなぜ感動したか。今言ったように僕は戦争中に生まれたんや。中学生といったら戦争終わってから10年ぐらいや。それまでは主権者は天皇やったんやだ。言論表現の自由ら全面的にら認められなんでね、政府の意向に反する発言なんかは取り締まられたんや。それが戦争終わって、民主憲法になって、国民が主権者になったんやね。そしたら、やっぱり学校の先生とか知識人は、戦争の反省があるわけや。僕ら子供にこういうふうに平等、差別は絶対いかんということを教えたんやの。そして、僕らが二十歳ぐらいになって、社会に出るようになったらこういう教育を受けてきとるから、60年安保、70年安保でそういう平和を乱すような法律について暴動が起こる。今、香港でやっているああいう時代があったんですよ。それから60年、この言葉は今でも私の心の根底にある。だから差別は許さないんや。あなた方がやっている人事評価は差別制度やないかと言ってるんやで。口ばっかりやだ。な、田岡市長、あんたはこの言葉にいつ出会ったんですか。これ知らん人おらんと思うで。 ◎市長(田岡実千年君)  ちょっといつその言葉に出会ったかは覚えておりませんが、高校生から二十歳前後ぐらいかなというふうには思います。 ◆1番(大西強君)  そうでしょう。 教育長、やっぱり人間は平等。市役所の職員も明確、科学的な基準もなしに5段階でお前はSやAや給料上げたる。お前はBや給料減らす。そういうことが許されるのか。のう教育長。だからこれは福沢諭吉の言葉やけれども、我がらよ、純粋にものを考えよ。哲学とか宗教とか関係ない。浄土真宗の親鸞でもそうでしょう。同じ時代の人なんや。福沢諭吉は江戸、明治の人やったけれどもね。やっぱりキリストやとか、今みたいにインターネットがないんやから違うけれども、真宗の親鸞でもね。善人なおもって往生とぐ、いわんや悪人をや。仏の慈悲。これ天や。福沢諭吉は天や言うてる。親鸞は仏様。仏様の慈悲は裕福な人は浄土に行ける。だからまして貧しい人、身分の低い人こそ浄土に行けると言うたんや。そしたら大名らが怒ってきてね、我々は浄土に行こうと思って寺建てて寄進しよるのに、どうしてその身分の低い者が、何もせん者が浄土に行けるんなと、親鸞島流しにあったんですよ。権力者から。封建時代やから。 僕はね、新宮商業高等学校でね、教員したことあるで、教師したことある。そのとき担当が倫理社会やったんよ。倫理社会担当してね、そのときに生徒にね、教育長、キリストのアガペーの愛を説明するのに、神の愛というのは、どんな高貴な人、どんな裕福な人にも太陽の光が当たる。どんな貧しい人にも同じように当たる。雨はどんな高貴な人にも裕福な人にも雨はある。貧しい人にも同じように降りかかるだろうと。神の愛というのは平等やて教えたことあるんですよ。僕は教えているんや。ですからずっと人事評価をやっていると言うが、それはいうように僕の生き様なんや。それはこの間も言ったように私はいじめられっ子だって。いろいろそれに起因して学校、社会から受け入れられん環境にあったことがあるので、それを取り戻すのに物すごい辛かったんですよ。人間、一回失敗すると、それを取り戻すのに何倍も力かかるんでね。ですからね、私は教員を目指したのは、私のような落ちこぼれを助けたかった。そして、教員になったが、理想を持って教員になったが、職員室でほかの先生と付き合わんなん。これができん。この間、神戸で職員のいじめがあったけれども、ああいうふうに暴力で僕をいじめる人はおらなんだけどね、陰口はたたくし、うじうじといじめられるから職員室で弁当食べたことないんですよ。いつも野球部の部室へ行って子供らと食べて。だから生徒は好きなんだけれども、先生仲間と付き合えない。それで少年警察、補導センターに行って、落ちこぼれた子供たちを助けたくて警察へ変わったんや。 ところが、そういう理想を持って行くんやけれども、社会へ出たら自分の思うようにいかんじゃないですか。ですからもともと権力嫌いやから。それで、昭和49年にこの社会では定年まで全うできない。そうすれば自分の思うように考え一つでやった責任も自分で取る。成功も自分で感じるということで政治の道を志して市議会議員になったんや。昭和50年に。だから徹底したあるわけや。 そやんで、財政再建の心構えも人事評価も一緒なんやと。そこでや、人事評価は後へ置いておく。先に財政再建の心構えについてやっていく。 これ、この3月議会、人事評価ばかりやりやるんで、時間ないようになってくるから先に財政、この健全財政の心構えについて、これ3月議会の大坂議員一般質問の会議録や。これ読むと大坂議員はこう質問しているんや。今回の質問に入ります前に、昨年9月議会、私の人生で初めての一般質問の折に御提案させていただいた市民窓口課等で渡す窓口封筒、これは市の財政削減に御協力いただける事業所に広告を載せてもらって、少しでも市の経費を削減してはとの思いから提案させていただいたものですが、これに早々にお取り組みくださり、今年度春より一応の形を見ることができるようになったとお聞きいたしました。お取り組みくださった関係各課、各所にはもちろん、御協力くださった事業所様には大変ありがたく心より厚く御礼申し上げる次第であります。こういう提案や。1枚の封筒で3者が喜べることになると訴えさせていただきました。大きな無駄を省くのはもちろんですが、このような小さな経費の削減の積み重ねこそが大事だと思います。これを、大坂議員は今期から議会へ加わったんや。大きな無駄を省くことはもちろんですが、このような小さな経費の削減の積み重ねこそが大事だと思います。大事なんや。先輩はこんな大事なことやってないんかと思われるからずっとやってきたんや。昔、議長も、昔って十年一昔というから久保議長も財政再建には日本人の持つもったいないという感性を大事にせなあかんて、議長も一般質問しとんねん。感動したんや。これを言うてるんやずっと。心構え。どんな小さな無駄でも省くようにずっと言ってきたんや。 ところがや、これ大坂議員が質問しているけれども、大坂議員の提案はこれを見たら早速取り組んでもろとるんや。大西の提案は絶対取り組まんのや。これはどういうことや。ええか、教育長。これね、いいですか、これは平成28年、5年前の僕の一般質問や。大坂議員、よう聞いといてよ。9月議会、こう言うとる。結局、市長が市政は市民のためにあると言っているのは選挙向けの宣伝文句であって、偽善の何者でもない。このように市長は口ばかりで確固とした政治理念がないから常に政策が行き当たりばったりで、各政策との整合性も取れず、政策決定が定まらず、無駄に予算を浪費しているのである。ここに昨年の市議会議員選挙当選証書が立派なカバーに収められているが、このカバーは全く無駄ではないか。市民の血税を1円でも無駄に使わないということが我々議員の使命である。行財政改革の基本理念である。無駄な費用であると気づけば、どんな些細なことでも直ちに廃止する。たとえ市民のためと考えて執行した政策であっても、結果的に成果が得られない。不都合であると悟れば、直ちにこれを改めるのが君子は豹変するの本来の意味であると言うとんやで。それでこう言うたんや。これ、当選証書。僕はバインダーに利用しやるんや。そのときも言うたんやで。俺9冊ある。どうなるんやこれ。ほるわけにもいかんし。これ石油製品や。今、スーパーでもマイバック持っていかんとビニールのあれもらうと5円かなんかお金取るようにしたんや。要するに石油製品を減量せなんだらあかのや。だから平成28年にも言うとるんやで。これ無駄と違うかいうて。やめてくれと言うた。いいですか。それで、これが当選証書当選証書これや。いいですか。これは、当選証書のほうが金色で豪華やわな。これ委嘱状いうて、田岡市長が僕に電源開発行って、協力金ようけもろうてこいと、僕に命令したんや。あなたを新宮市ダム対策臨時専門員に委嘱しますいうて、これ紙切れ1枚くれたんや。この紙切れ1枚で僕2億円取ってきたんや。これ2億円。それがね、これ、この封筒入れて2億円。この封筒入れてくれたんや。ちゃうか。これ、当選証書ら、この封筒へ入れてくれたらええんちゃうん。当選証書、この封筒へ入れてくれたらこれ必要ないやろう。やめてくれと言った。私は市議会議員で市民の血税を1円も無駄に使いたないんで、これもらうと気分悪いんで。やめてくれと言うたんや。そしたら去年選挙あったらまた来たんや。今度来たのはこの硬て薄っぺらいさかバインダーにもならんのや。そこへずっとこれまでこれやった。これやったから、これが来たら買いためたあたやつもったいないさか、使うたんかなと思うわだ。違うやろ。ということは、これ作り直したんやろう。人をばかにしたあるみたいやで。とにかく、ほかの議員がくれと言ったか知らんで。知らんけれども、頼むさか、俺、そのとき気分悪いんやだ。何の役にも立たん。言いやるんやから。ほかの議員くれと言ったんや、大西のところだけ持っていくなよ言うて。僕はこんなもの、当選証書の付与式らいう、式嫌いやから付与式ら出たことない。持ってきてくれたんや。そやから、何の役にも立たへん、当選証書も。4年に1回やけれども。免許証の関係で4年に1回やけれども、巡査に免許証言われたら見せんならんからね、カバーつけて汚れんようにしたあるけれども、こんなものいつどこへ見せるんな。これも要らん言うたんやで。電話かね、当選しました、おめでとういうて、当選証書事務局預けていますからついでのときに持っていってくださいと電話してきたらそれで済むことやろう。 これね、その形式というか、虚礼というんか。そのときも言うたんや。これを市民に、市政功労で表彰するのは、それは市民サービスや。頑張った市民を表彰して、市民を喜ばせるのが。せやけれども我々議員は給料もらいやるんやで。ただで議員しやるんやったらくれてもええけどやね、高い給料もらいやるんやから、仕事するのは当たり前。当選したら言うたんや。言うたのに当て付けみたいに来るんや。大坂議員は封筒しまっせというて、宣伝入れて業者に封筒作らせ言うて、早速取り入れてもうた。俺はなめられこんどる。理念を言っている。額と違うんや。のう、教育長。だから小事は大事。小さなことを侮ったらいかんということわざがいっぱいあるのに、そうでしょう。アリの穴から堤が崩れるんでしょう。千里の道も一歩からじゃないですか。何が重箱の隅ほじくり返しやるんな。小さなこと、ちりも積もれば山となる。一銭を笑う者は一銭に泣く。小さなことをばかにしていると、侮っていると大事なことができない。小事は大事というんや。大事なことなんや、理念。理念というのは教育や。だから大西はいつまで人事評価やるんなと。このコロナ騒ぎ人事評価のことばかりやりやると。何も問題起こってないやないかいうて、起こっていないか。 これのう、この間の新聞や。教育長、人事評価のこと言やるんやで。どえらい大きい載ってるで、これ。保護者へ人権啓発。新宮市総合教育会議や。保護者向けの人権啓発は事務局との意見交換の中で参加は少なく強制もできず、参加者は同じ顔ぶれが多く、啓発したい人々になかなか来てもらえないとの声がある。田岡市長は入学式でたくさん集まるので、そこで短時間でもやれないかと相談。人権啓発を保護者にも協力してもらおうと活動しとるやん。この間や、8月5日付や、心豊かに暮らせるまち新宮市人権尊重委員会総会があったんや。田岡市長は何言うとるんな、これ。市民の誰もが豊かに暮らせるまちの実現に向け、人権意識の高揚、啓発に取り組まなければならないて。口ばっかりや言いやるんやで。保護者に人権尊重の大切さを啓発、啓蒙するのにあんたらが市役所の職員にこんな差別制度を実施しててやで、何の模範になるなと言うとるんや。この市長が口ばっかりや。これ問題は、この新聞、席上、委員から市議会での議員の人権に関する問題発言が増えていることについて提言があった。教育長、あんたも出とるやん。議会が中継で誰も見られる状態にある中、田岡市長は同委員会から議会へ発言に対しての意識を高めるよう申し入れるとした。どういうことやこれ。会議における議員の発言は自由。言論表現の自由は憲法で基本的人権や。その基本的人権を議員の発言に問題があると、増えているんやで。人権尊重委員会がそんなこと言ってええんか。議員の基本的人権を阻害するやないか。人権を守ると言いながら、何で委員会から問題発言が増えているんやろう。いつ人権に関する問題発言がいつあったんな。僕のことか。教育長おらなんだんやけれどもね、僕の発言が問題発言やと市長に言われたことある。あるから、ここでやで。俺、政治家やで、議員や。自分の意見発表したのを問題発言やと市長に言われたんや。ほんだらあれか、議会で問題発言増えている、その問題発言は大西のことかと思うやないか。何が問題発言な。人権尊重委員会の議会での議員の発言にクレームつけとる。人権に対する問題発言で。いつも言うように議員に対して問題発言ということは、法律的に問題があること言わなんだらあかん。そうでしょう。それを言うとるんや。あんたら課長、部長が部下に人事評価してるが、自分の価値観が入らへんか。どうして公平にできるんな。課長みんなそれぞれ価値観違うやないか。そうやろう。 ほいだら倫理、倫理はね、みんなそれぞれ倫理の価値観、それは違う。立場でみんな違うやろう。農業者は農業者、漁業者は漁業者、あんたら公務員は公務員、みんなその立場で倫理観は違うんや。だから倫理観が違うからね。しかし、社会生活を安定させなあかん。みんなが幸せに暮らせるためには、これを守ろうねと取り決めたあるのが法律や。だから憲法で言論表現の自由は一切認めているけれども、しかし公共の福祉に反するような自由は、それは社会全体のためには自粛しようと、そのために自由を制限する場合は必ず法律で制限せなあかんのや。倫理で制限したら田岡市長、あれやろう。田岡市長は俺の言うこと問題あると言うとるんやから。俺が職員やったら田岡市長にCかDや。違うか。そういうこと言いやるんやで。 もうね、議会で人権に関する問題発言、増えてきたと書いたある。増えるということはもともとあって、それがますます増えてきたと。いつあったんな。人権に関する問題。何を言うとるんや。だから、人権を守ろう、守ろうと言いながら、総務課長、憲法第19条と第21条読んでくれ。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  憲法第19条でございますが、思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。憲法第21条につきましては、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障するでございます。 ◆1番(大西強君)  これ基本的人権やろう。違うか。思想及び良心の自由。これ誰にも妨げられんのや。大西がどういう思想を持とうが、どういう良心を持とうが、良心というのは正しいか悪いかの判断する心や。それは自由や。大西が田岡市長の政策を認めるか、批判するか、これは大西の自由や。それを第21条はそれに対して、私は公職選挙法で当選してここに来とるんや。意見を市長に述べるのにどういう言論を使おうが、どういう表現を使おうが、大西の自由や。基本的人権やで。それを人権尊重委員会が問題あるとはどういうことや。総務課長、憲法第32条を読んでくれ。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  憲法第32条でございます。 何人も、裁判所において裁判を受ける権利は奪われないでございます。 ◆1番(大西強君)  続いて、憲法第17条。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  憲法第17条でございます。 何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができるでございます。 ◆1番(大西強君)  裁判所へ裁判を提起することは国民固有の基本的人権や。僕が同僚議員に議会で侮辱を受けた後、慰謝料の請求を裁判所に提起したんや。そしたら、この市長は記者会見で、誠に遺憾やと、大西が裁判提起したことを誠に遺憾やと全市民に記者会見で報道したんやで。大西の基本的人権はどうでもええ。何が遺憾な。 それで問題は、何で遺憾なて、ここで質問したんや。そしたら、大西が裁判提起したから市民の税金で弁護士を雇わんならんようになったんで、市民の税金を使わんならんようになったから遺憾やと言ったんやと言うた。どういうことな。だから憲法で何人も、大西もや、公務員の不法行為により損害を受けたときは国又は公共団体にその賠償を求めることができる。基本的人権やから俺は行使したんや。それが遺憾いうことはどういうことや。人の人権を無視しとるやないか。そっちのほうが問題や。それも雇う必要のない弁護士を勝手に雇って、それを反対したんや。大西一人。ほかの議員は知らんわだ、法律ら。裁判のことらみんな知らんから賛成したんや。要らない予算使ったんや。ええか。どういうことや。市民の税金を使うから、使わんならんようになったから遺憾や言うんや。どういうことや。大西にだけ認められた人権と違うんやで、市民誰もが認められているんやで。こういう問題が起こったときに裁判提起して、相手が公務員やったら市役所へ損害賠償の請求することは基本的人権なんや。分かったあるか。その人の基本的人権もないがしろにする人が何を議会に申し入れするんな。議会のいつ、人権に関する問題発言があったんな。増えてきとるんな。総務課長、憲法第25条読んでくれ。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  憲法第25条でございます。 すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するでございます。 ◆1番(大西強君)  そうやろう。全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利、基本的人権があるんや。だから生活に困窮した人が市役所へ生活保護を求めてくるんやよ。その生活保護の費用は誰が出すんな。市民が出すんやないか。ほんだら生活保護の申請に来たら遺憾や言うんか。この基本的人権に基づいて市民は、これ以上文化的な生活ができんと、援助してくださいと、それは市民のみんなに保障されたある基本的人権や。市民の税金を使うことになったから遺憾というのはどういうことや。 そういう裁判を起こさんならん。起こしたら相手が公務員やったら当局を訴えられる。当局はそれに対して保障せんならん。憲法で決まっとる。そのときにそういう市民の基本的人権を守るために税金を使うことは当然なんよ。大西にだけ認められた権利と違うんよ。そういうふうに人の権利を、基本的人権を踏み潰している市長が議会へ何を申し入れるんな。何回も教えとるやろう。だから大西の質問はワイルドやと、乱暴やと評価するか、いっぱいおるわだ。大方そうやって言うとるやろう。か、熱心やと評価するか。そうやろう。熱心やと評価する人がおるから当選してくるんやよ。違うやろうと、みんな価値観が違うでしょうと。大西からしたらそこへ座っててや、物すごい丁寧によ、ざあますみたいに質問しやる上品な議員おるよ。いんぎん無礼いうてね、虫ずが走るんや。だからみんなそれに対する、人の行動に対する価値観はみんな違うんやからね、だからそれを行政機関やで、これ、人権尊重委員会は。これが議会の議員の発言にクレームをつけるということは議員の会議における言論表現の自由をコントロールするということや。人権侵害。
    ○議長(久保智敬君)  10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時04分--------------------------------------- △再開 午前11時17分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 人事評価のことやけれどもね、教育長。まだ新宮市は問題起こっていないと、けれども私はこういう明確な評価基準もない中で、神様でもない部課長が部下の能力を評価すると、これは一つ間違うたら差別やろと、起こってないからと違う。重大な問題が起こる可能性があるから、可能性があってもこれをすることによって、これだけのメリットがあるんだというんであればやったらええけれども、何もないのに。無駄な労力や。そうでしょう。これ僕今、みんなマスクしとるんや。これ皆マスクしとるけれども、この中にコロナウイルスを持ったあると思っている人、1人でもおるんかな。     (「分かりません」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  そうでしょう。分かりませんと言うたやろう。分からんやろう。ほんなら要らんのか。私は100%持っていないと思う。持っていないと思うけれども、万が一、万が一やで、万が一持ったあたらと思うから防御しとるんや。そうやろう。持ってなかったらこんなもの要らんやないか。だから万が一でしょうと言うとる。だから万が一持ってあったら蔓延したら悪いから防御しとるんや。そうでしょう。だから、人事評価は差別制度や言うけれども、大西さん、そういう現象は行っていないと、起こる可能性が十分あるやないか。全国で起こっているやないかと言っているんやで。新宮市は8年やりやるんやけれども、課長、部長が変なことしやったら大西に投書されたら悪い思うから部下かわいがるんやろうけど。分からんやないか。ほかで、全国で起こっとるやん、人事評価で。人権問題が起こっている。 ◎市長(田岡実千年君)  すみません、休憩前の先ほど大西議員から人権尊重委員会から大西議員が人権侵害を受けたという発言がございましたが、決してそういうことではございません。 今回の議会への申入れにつきましては、人権尊重委員会総会での出席委員の意見により提出に至ったものでありまして、申入れの趣旨は個々の発言を問題として指摘するものではなく、議員の皆様に差別撤廃の先導者となってもらいたいとするものでございますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ◆1番(大西強君)  何を言うとるんな。これ、市議会での議員の人権に関する問題発言が増えていると書いとるやないか。それを受けて田岡市長が議会に対して意識を高めるよう申し入れると言うたんやろう。これがなかったら保護者にも啓発・啓蒙しとるんやから、だから議会も人権問題についての発言は慎重にするように申入れするのは分かるんや。書いとるやないか、これ席上、委員の中から市議会での議員の人権に関する問題発言が増えていると。だから、この議会で人権に関する問題発言がいつあったんな。聞いとるんや。保護者にも人権啓発せんならんと言うて、日々活動しやる教育委員会、人権政策課、トップの市長が職員に、職員も国民や、こういう差別制度を実施しておいて、何が人権尊重なんやと言うとるんや。 一つ上げとく、教育長。ええか、これはね、内部告発の職員1人部署へという題目で、山口県の田布施町の職員が、この職員は税務課にいた2018年5月、固定資産税の過大徴収を当時の課長らに指摘したんや。調査がされなかったため、町議会議員らに内部告発したんや。それで、この課税ミスについては昨年、当時の課長が減給の懲戒処分となり、町長も給与を減額したんや。この職員が内部告発したために課長は減給処分や、町長も給与の減額処分したんや。どうなったか、職員は内部告発以降、3回異動して、今年4月、1人だけの部署に配置された。勤務場所は役場とは別棟で、普段は住民に貸し出されていた公民館の和室の一室。また、職員の2018年度の人事評価零点やって。これらの点について職員は9日の朝日新聞の取材に正しいことをした人間に、こういう仕打ちをすれば他の職員は何も言えなくなると話していたんや。起こっとるやないか。8年やで。この職員は固定資産税の過大徴収に怒ってたんや。固定資産税を市民が余分に払いやったんや。市民に損害かけることやから、市政は市民のためやろう。市民に損害かけることやから、これ調査せえと言うけれども、課長がせんから町議会議員に注意したってくれと言って内部告発や。それがもとで課長、町長が処分されたんや。そしたらその職員を人事評価で零点つける。つけとるやないか。こういうことが起こるといって8年前から言っとるんや。こういう制度を実施したら、本来市民のほうを見て仕事せんならん職員が評価者、課長、部長、市長のほうを向いて、市民のためにならんと言うとるんや。それを森友学園とか、桜を見る会とか、黒川検事長の検事総長の昇格問題に言うとるやないか、この間。権力者に追従してくる職員にええ評価するから。ほんで忖度して、総理大臣がまずい文書を全部書き換えて、書き換えさせた国税庁長官が、理財局長が国税庁長官に全部出世しとるんや。やらされた職員が首つって死んどるんや、どういうことや。自己嫌悪で。その職員は、我々は国民に雇われているんやと、書き残しとる手記で。 ◎副市長(向井雅男君)  職員には、いろんな価値観の違い、あるいは多様性を認めながら、今、そういったことが必要の中で対応を人事評価の中でさせていただいております。 当然、差別の意識がなくても差別になるということもあるかも分かりません。そういったところも気をつけながら対応させていただいておりますし、一昨年、議会のほうからも人事評価に対する意見がありましたので、いろんなアンケートを職員に取りながら議員御指摘の点がないような中で進めていきたいというふうに思いますし、お互いの人権に配慮した中で行動あるいは言動を取る必要であると思いますので、そういった中でいろんな議会との議論、あるいは庁内での議論をさせていただきたいというふうに思いますし、こういった議論がインターネットを通じて皆さんが見ていく中で誤解を与えないような形で進めさせていただきたいというふうに思います。 ◆1番(大西強君)  副市長、時間もったいないさか、そんな言い訳みたいな答弁するなと言うんや。8年前に、8年前といったら、市長が初めて当選した1期目、大西が協力したんや。あんな行政力のないのを応援した、けしからんと批判される中で私が最も嫌いな人事評価を実施すると言うから、するんやったら後4か月後に市長選挙あるんやから、それからやってくれと言ったんや。違うか。やらんならん言うたさかいて平成28年からやろう。平成25年はまだ改正の施行期限やないやないか。だからやめてくれと言ったらね、これは地方公務員法で義務規定が明確に規定されとるんやから、誰が市長になってもやらんならんのやと言うたから、それは違うでと、あんたがそういう答弁するから大西あほかと、法律で義務付けられたものやめよ言うて、大西は法律違反せえと言いやるんかと市民から批判を受けたから、これは義務規定やないんやと、基本規定であって、上位法の地方自治法は各自治体の実情に合わせて運用したらええというのは、これは憲法でも保障されたあるんやから、だからやったんやったら間違たあると言うてない。大西に対する答弁間違うとるから、訂正せえというて、いまだにしてないんや。 それと、闇でS、Aの職員の給料を上げとったんや。それ撤回したけれども、やめる言うてないんやで、あんたは、1年延ばしてもろたと。その実施は1年延ばしてもうた言うさか、いつ市長はこの議会へS、Aの職員の給料の値上げを提案してくるか分からん。ほんだらこの議会は地方公務員法で義務付けられたあるんやさか、やむなしというて賛成したら通るやないか。だからさっきから議会へ言うたってくれ、聞かせたってくれいうんや、憲法を、ね。だからそれがある。昇給は白紙撤回したと言うていないやろう。 ◎副市長(向井雅男君)  議員の御指摘、または議会からの御指摘もあって、人事評価制度そのものについては随分見直しをさせていただいております。当然、今も見直しの途中であります。1年後に議会のほうにお知らせさせていただきたいというのは、なかなか職員のコンセンサスを十分得る過程に至っていないというところから、まだ途中にありますので、ある程度職員の理解を得られた時点では議会のほうにはまた報告させていただきたいというふうに思いますし、議員御指摘の人事評価の制度については第三者評価等も含めて随分いろんな運用の見直しを行っておりますので、何とぞその辺は御理解いただきたいというふうに思います。 ◆1番(大西強君)  8年間、僕は法学部出身やと言うた。これは基本規定であって、義務規定やないんや。あくまでも地方自治に係る法律の解釈と運用は各自治体の実情に合わせて自由にやったらええというのが憲法の趣旨やから、見直せと言ったら義務規定やと。それでずっと4年も5年も追及していたんや。それで、市長は義務規定やというのを訂正しようとせんから、市長、この間も言ったやろう、間違いに気ついたらごめんなさいというのが小学生にでもできたあるしつけやぞと言うたら間違たあると思っていないから謝る必要はないと答弁しとるんやで。訂正せんのやったら構んから、あんた見直す見直すと言うて何を見直しやるんか知らんけれども、半年に1回のやつを1年に1回にしたんやろう。そやけど、根本的に明確な基準もなしに人を差別してええんかと、評価してええんかということを言うとんのやあんたに。せやから、これは義務規定やと言うんやったら、義務規定やというのが間違いやない言うんやったら、大西にどうして義務規定なんやということを説得できないんな、説明できないんなと言うとるんや。ええか、もうええ。 これは教育長、あんたのことよ、私に投書は。私に物すごい投書多いんやよ。今言うように、私に対する評価いっぱいある。せやけれども、私にエールを送ってくる。激励の投書を100としたら私を誹謗する、私を批判する投書は1ぐらい。45年間、私を誹謗する、されたことはほとんどない。これあんたのこと書いたある。事実関係は調査していないから言わんで。こう書いたある。この結果と日常的美辞麗句で正当な人事評価を行うことは、その整合性がどこにあるのか、僕がここで言いやることと同じこと書いてあるんや。ええか、あんたのことや。人が人を評価する、それはする者が神様でもない限り、結局は自身の意に沿うものか、そうでないかを意図的に恣意的に評価することに直結する。従う者は保身の人間ばかりを作り上げる。こんなことは断じて許される行為ではない。大西氏の議会で言う人事評価の最も危惧されることではないか。新宮市の田岡現市長、市政運営も型ばかり。美辞麗句で崩壊の一途だ。まあいっぱい書いたあるけど。あなたのことでね。だから人事評価らやっとるからこういう投書が来るんや。それを言うてるんや。だから、チームのその部署、課長の3割はええんや。3割はS、Aや。ボーナス上げてもらうのはみんな気ええわな。その3割の中に部課長入ったあるんと違うか。評価される被評価者の3割がS、Aで残りがBか。だから市長はこれを導入したことについて私が批判したんや。私が推薦した市長がこんなことすると思っていないから、やめさせよと思って個人的にやったけれども、とうとう提案してきたんや。全く。 ほいたらや、市役所の職員はぬるま湯につかったあると市民の声が大きかったから、民間の能力主義を導入するんやと答弁したんやで。そして、だからぬるま湯につかってない職員は3割や。あと7割ぬるま湯につかったあるんや。それやったら頑張る職員……、教育長、市長が答弁したことに対して言いやんのや。あんたはそれまで知らんからね。よく頑張る職員と頑張らない職員と同じ給料はおかしいですと答弁するから、私はそんなこと聞きないんや。よく頑張る職員と頑張らない職員とどう評価、見分けつけれるんなと聞いているんやで。ほいたらや、Bは普通なんです。Bの給料減らしませんと、何を言うとるんな。全体の中から0.3%か、何%かのボーナスを削ったんや。削ってこれをプールしてね、これをS、A割り振っとるから、Bはボーナス減らされとるんや。違うか。だから、みんなもらうボーナスの中から全部減らしといて、ほいでよう頑張る職員のボーナス上げているんや。Bの職員はボーナス減ってるんや。だから当局は大西の質問に対して、職員の全体の中から減らして、それを優秀なやつにしているんで、予算は市民に迷惑かけんのやと、そういう説明やで。そしたらBの職員は初めからボーナス減らされとるんや。それが7割あるんや。7割ね。 そこで市民は、市役所の職員ぬるま湯につかっている。よく頑張る職員と、頑張らない職員と給料差をつけると言うから、それをどんなにするんなて、民間の能力を導入すると言うから、民間は、保険会社の社員はようけ契約取ってきたらそれは成績上がるやろ、グラフで上がるんやから。せやさか、かんぽの職員が不正なことをして年寄りだまして、契約ようけ取ってきてこの間問題になっとるやないか。そうやろう。何が民間な。あんたらが民間の模範にならなあかんのに。民間に倣うていうて。民間は金もうけせんならんから何でもするんやよ。何を言うとるんな。それで、自動車会社の職員がようけ車売ってきたら、そりゃボーナス上げるのは当たり前や。せやけれども市役所の職員はどう評価するんなと言うてるんやで。どう評価しているんなよ。見ているで。この間病院のこと言うたけれども、病院の事務長、看護部長を評価しとるんや。看護師でもないのに。どうやって能力評価できるんな。議会事務局の職員も市役所の職員やで、評価しとるんや。市政は市民のためにある、議会事務局の職員は誰のためにあるんな。議員のためにあるんやろう。評価するんやったら議員がせんかい。局長の評価、副市長するんや。どういうことな。議員のためにあるんやから、副市長の評価と大西の評価と岸谷局長の評価は一緒か。なるはずないやないか。 公正にできんのやよ。できんのに、できるんや、できるんやと。そやったらできるまで、これやったら大西さん文句ないやろうと、大西議員、これやったら大西議員、文句ないやろういうて、これだけきっちり評価基準決めてやったら文句ないやろういうまで、凍結せえと言うとるんや。 どなりまくったんでよ、もう終わりに、教育長に誤解されたないんでよ。僕の理念、さっき言うたように。言いたいこといっぱいあるけれども、また次の機会にします。 教育長、僕がさっき言うたように、自分の子供のときの体験で、非常に辛い思いをしたんで、僕みたいな生徒を僕は幸運やった。僕は今ここでしゃべっているのも今考えたらもう幸運。つきね。この間も食道がんになって、今のところ命助かっとるけれども、物すごい幸運や。たまたま。幸運に見舞われて、僕は一人前に社会人として生きてきたけれども、一つ間違っていたらやくざになったあるかね。 市議会議員になって僕は事務所で仕事しやったら、嫁さんが最後で来て泣きやるんや。40年前やで。どうしたんないうて、何あったんなと言うたら、パパがこういう仕事してくれると思わなんだ。やくざか何ぞになるんやろうな思って覚悟したあたって。そういうふうに、運よく、僕の場合運よく、本当に運。で、運に恵まれて頑張る。それでここまで来たんや。せやから、今さっき言うたように、やっぱりそういう一時的な失敗で、もう排除されていくというなのを助けたかった。それで教員目指したんやけれども、その心は今も忘れてない。それで教育長と対峙したんや。教育長に対する投書もあるから。これね、この歌、ロック歌手の忌野清志郎というロック歌手が書いた歌なんや。作った歌で、この歌聞くと教育長、つい涙出てくるんやだ。歌いたいんやけれども、また議長に怒られたら悪いさか歌詞だけ読むんで、答弁してくださいよ。いいですか。 「ぼくの好きな先生」という歌なんや。 たばこを吸いながらいつでもつまらなそうに、たばこを吸いながらいつでも部屋に一人、ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん。 たばこと絵の具のにおいのあの部屋にいつも一人、たばこを吸いながらキャンパスに向かってた、ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん。 たばこを吸いながら困ったような顔して、遅刻の多いぼくを口数も少なくしかるのさ、ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん、たばこと絵の具のにおいのぼくの好きなおじさん。 たばこを吸いながらあの部屋にいつも一人、ぼくと同じなんだ職員室がきらいなのさ、ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん。 たばこを吸いながら劣等生のこのぼくに、すてきな話をしてくれたちっとも先生らしくない、ぼくの好きな先生、ぼくの好きなおじさん、たばこと絵の具のにおいのぼくの好きなおじさん。 という歌や。だから僕らの時代、ロック歌手らというのはもう不良やと。忌野清志郎の時代やで、僕らの時代はロック歌手らいうたら不良やと、そういう時代や。だから、忌野清志郎は自分の中学生か小学生か知らんけれども、そのときを思い起こして書いたんやろうね。 教育長、市長が市政は市民のためにあると、学校は誰のためにあるんですか。生徒のためでしょう。そしたら、生徒のためにあるんや。この生徒はこの先生が大好きなんや。教育長、職員室へ入らんと、この職員室の嫌い、この先生いつも一人なんや。多分、キャンパスやから美術の先生やと思うんや。だからいつも多分美術室で一人なんやろう。職員室が嫌いなちっとも先生らしくない先生や。この先生を教育長、あんたはどう評価するんですか。 ◎教育長(速水盛康君)  いろんな個性の教職員、いろんな個性の子供たち。そこにはお互いに人と人とが真剣に向かい合っていく姿が教育現場の実際にはございます。いいこともあります、悪いこともあります。しかし、そういった今のお話ですと、先生であり、一方でおじさんであるという、そういった表現が我々子供目線で常に向かい合っていくということやと思います。 人事評価について一言言わせていただければ、やはり我々教職員、それからこの市役所の職員をいじめようとか、差別しようとか、差をつけようとか、そんな気持ちで評価しているつもりは一切ございません。議員からは常々高い知見をいただいて、本当にこれについての問題点、御指摘をいただきます。それは私、おおむねそういった課題、問題点はこの人事評価についてはあるんだろうと思っています。それはなぜかと言いますと、やはり人間ですので人間としていろいろな心理や意識が働いて、そういった危うさが人事評価にはそういう一面を持っているというところであります。基準をしっかりとしたものをしたとしても、やはり我々、人間ですから、何らかの危うさは持っていると思います。しかし、そういったところでも私は教職員、それからここで働く職員に対して育成をするというんでしょうか、生意気な言い方ですけれども、育成をする、一緒になって働いていく、そのためには信頼もしたい。そのためには当てにもしたい。そのためには褒めてもみたい。そういった日常の毎日を教職員、それからこの市役所の職員と仕事をさせていただくことながら、その中から人事評価をすると初めて人事評価が生きてくると思っております。いろんな課題、いろんな問題点はございますが、そういった意味でこの人事評価とは向かい合っていくということについては御理解をいただきたいなと思っております。 ◆1番(大西強君)  そういうことで、現実はちっとも先生らしくない、職員室の嫌いな先生の校長の評価は、現実は高評価を受けられることはない。だから私は校長やったらこういう先生が好きなんですよ。だから評価する人は価値観が全部違うでしょうと。ちっとも先生らしくない先生になろうと思ってたんや。ちっとも市議会議員らしくない市議会議員も後ろにおるけれども。 ○議長(久保智敬君)  昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時53分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △濱田雅美君 ○副議長(東原伸也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 通告表に従い一般質問を始めさせていただきます。 このパーティションをつけていただいて、マスクに慣れた生活で、マスクを取ったら反対に落ち着かないんですけれども、取りあえず、落ち着いて始めさせていただきたいと思います。 まず初めに、産後ケアと視力スクリーニング検査を提案させていただきまして、担当課の御尽力を得て、本年度から事業化していただきましたこと、本当に大変うれしく、ありがたく心から感謝申し上げます。ありがとうございます。産後ケアが10月開始、視力スクリーニング検査が9月開始とのことでしたので、進捗状況と事業内容を教えていただきたいと思います。 まず初めに、産後ケアの取組についてですが、厚労省のガイドラインでは、産後ケア事業とは、出産後1年を経過しない女性及び乳児に対して、必要とする心身のケアや育児のサポートなどの産後ケアを行い、産後も安心して子育てができる支援体制を確保する事業です。実施形態としましては、短期入所型、通所型、居宅訪問型があり、病院、診療所、助産所、そのほか厚生労働省令で定める施設で実施する。人員、設備、運営等は、厚生労働省令で定める基準に従うとあります。 新宮市においての産後ケアの取組の内容を御説明いただけますでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  産後ケアのサービス内容につきましては、デイサービス型で、一つ目に、母親の身体的ケア及び保健指導、栄養指導、二つ目に、母親の心理的ケア、三つ目に、適切な授乳が実施できるためのケア、四つ目に、育児の手技についての具体的な指導及び相談を予定しています。 利用回数につきましては、1日2時間から4時間未満の支援を1年に10回以内を予定しています。 なお、対象につきましては、新宮市に住所を有する出産後1年を経過しない女子及び乳児で、心身の不調、育児不安、育児支援の不足等により支援が必要と思われる方を対象として、1回800円の自己負担をお願いし、生活保護や市民税非課税世帯は無料とすることで考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  産後ケアを実施していただける、受けられる箇所は何か所で、どこになるんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  現在のところ、東牟婁郡内の助産院1か所を予定しております。 また、市内にも産科、また医療センターもあるんですが、現在、協議また調整中ですので、整い次第、追加していきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  東牟婁郡の1か所ということで、そこの施設の負担が大きくならないかというのが、ちょっと気になるところなんですけれども、まず医療センターにおいては、コロナで受入れの条件であったりとか難しいと思いますし、個人開業医のほうも御協力いただけますように、早急にというか、今後また協議していただきたいと思います。 この中で、短期入所型というのを取り入れなかった理由というのは、何かあるんでしょうか。ニーズが少ないということなのかなとは思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  この産後ケアを昨年度計画する上で、近隣市町村等の県下9市とかも含めてですけれども、状況を調べましたが、短期入所型の利用実績が少ない、1年にゼロとか1人、2人という状況でした。 そこで、まずはデイサービス型で対応を行いまして、ある程度期間が経過した後、この事業についての検証を行いながら、また利用者の意見も伺いながら、よりよいものにしていきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  私のほうも、今、短期入所型を行っているのが、串本町と紀宝町だと思うんですけれども、そちらのほうに聞いていたところ、1年に1回もあるかないかとかという話を聞いたこともあったので、やはり、正直ちょっと、そんなに少ないんだと思ってびっくりしたんですけれども、そう考えると、やっぱりそれだけこの地域というのが、都会とは違って育児に参加していただける家族が近くにいるとかということで、出産するお母さんにとっては心強い環境なのかなということも思いました。 しかし、やはり子育ての知識とか技術というのは、時代とともに変化しているので、専門職のアドバイス、また指導というのは必要かと思いますので、これからもよりよいものにしていただきますようお願いいたします。 現在、母乳指導というのは、どのように行われているんでしょうか。この産後ケアを取り入れる前の、現状を教えていただけますか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  母乳指導につきましては、出産後、そこの病院で数日過ごすことになろうかと思いますが、そこでの指導もしていると聞いております。 また、保健センターでは、出生後1か月から2か月の間に新生児全員の家庭を訪問し、健康状態の確認や母乳指導を行うとともに、新生児に対する市の様々な施策について説明、周知を図っているところでございます。 また、保健センターでは、月に1回から2回、健康相談の日を設けておりまして、育児等に関する様々な悩みに対応をしております。 また、保健センター窓口に直接来ていただいても相談は受け付けておりますし、電話による相談も随時受け付けております。 ◆7番(濱田雅美君)  母乳指導というのは、本当に初めてのお母さんにとっては、大変大切なことだと思います。私も、前回も伝えたかもしれないんですけれども、乳腺炎というのを起こしまして、熱は出るし、子供にお乳を与えるのもストップはかかるし、痛いのが何というか、本当に何もできないほど気分が悪くなるほど痛かったという、その痛みとの戦いであった記憶が残っております。もちろん、母乳を出やすくするための母乳マッサージというのも、その頃は痛いというのが当たり前だと思っておったんですけれども、それも今では痛いのが当たり前ではないよというお考えの下に指導してくださっているところもあるようで、また自分の乳房を傷つかないように子供にお乳を与えるという飲ませ方、そういったものを知らないと、やっぱり痛みを伴いながらの搾乳とかであったりとかということになってきますので、ほかにも、そんな本当に細かいこと、様々なことがあると思うんですけれども、そういったことを、やはり指導していただけるのは専門職に限ってくると思いますので、そこのところ、やはり産後ケアの指導が必要なのかなと改めて思っております。 昔から、子育てに大切なこととして伝えられてきていることは、しっかりと守っていかなければならないこともたくさんあると思うんですけれども、その中に、やはり今の正しい知識というのは、しっかりと知っておいていただきたいなと思うんです。正しい知識があれば、苦しい思いをすることもなく、また子育てに対しての不安も軽減されると思いますので、これからもよろしくお願いします。 新宮市の産後ケアというのは、やっぱり近隣自治体よりもスタートが遅くなってしまったというのが現状なんですけれども、今、内容を説明してもらったのを聞いていますと、自己負担も少なくて年に10回利用できるという内容などはとてもいい取組だと思いますし、やはり始まった産後ケアの事業というのを広く広報していただいて、一人でも多くのお母さんに、子育ての支えとして利用していただきたいと思いますので、広報のほうもよろしくお願いいたします。 次に、子育て世代包括支援センター「はっぴぃ」が、公式LINEを今回始めていただきました。LINEはアクセスも簡単で、すぐに見られる。今のお母さんたちには便利で画期的な取組だと思います。登録件数とそこに登録されている方から、どのような声が寄せられているかというのを教えていただきたいんですけれども。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  LINE登録数ですが、徐々ではありますが増えていまして、昨日の9月7日現在で164人となっております。 また、登録者からの声についてですが、遊びのひろばのカレンダーが見やすくなったよとか、今、ひろばの利用者が多い等ひろばの状況が分かりやすいとか、前日に健康相談の日程が分かるのでうれしいよというような声が寄せられています。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 つい先日、課長のほうにも登録件数をお聞きしたんですけれども、登録件数が日々増加している傾向にあると思うので、すごくうれしく思うんですけれども、やはり若いお母さんたちには使いやすいし、LINEということに興味を持ってくれているということなのかなと思いますので。これ、私も登録させていただいたんですけれども、警報が出ているときの子育てひろばの状況であるとか、健診の情報とか、あとは、またひろばの混雑具合とかも事前に分かってすごくいいなと思ったんです。その中で思ったのが、今、お母さんたちを中心に登録はしていただいていると思うんですけれども、お母さんだけでなくて、やはり子供に携わる御家族であったりとかの登録も、ぜひ、今後広まるような推進をしていただきたいと思いますので、お願いしておきます。 あと、このLINEで、今後子育てについての情報など、ちょっとした豆知識的な情報発信というのは、お考えになっていませんか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  今のところ、未就園児のいる保護者を対象とした情報発信になっておりますので、未就学児の保護者にも情報できる内容を考えているところです。 議員のおっしゃっている豆知識ですが、遊びのひろばカレンダーに現在記載しておりますので、まずは、そのカレンダーを見なくても、その豆知識を情報として発信していきたいと思っております。 今後は、LINE登録者等にもどのような情報が欲しいかを聞きながら、発信内容を考えていきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 登録者の方の声というのもすごく大切だと思いますし、またちょっとした楽しいような、興味が湧くような情報であれば、またLINEを見る楽しみもできるかと思いますし、子育てに対したちょっとした知恵みたいなのも得られたらすごくいいなと思いますので、このLINEの取組ってすごくいいと思いますので、今後も、よりよいもっと充実した事業にしていっていただきたいと思いますので、お願いしておきます。 次に、視力スクリーニング検査についてお伺いしたいと思います。 弱視は、3歳頃から治療を始めれば治る可能性が非常に高く、8歳を過ぎると手遅れになると言われており、治療が早ければ早いほど治る可能性が高くなるとされております。早期発見するためにも、3歳児健診というのは大変重要であります。 新宮市では、スクリーニング検査を9月から開始するお考えだったと思いますが、予定どおり実施できますでしょうか。また、その進捗状況と、どのように実施していくのかというのをお教えいただきたいと思います。お願いします。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  スクリーニング検査につきましては、3歳半のときに実施したいということで以前にもお話しさせていただいたとは思うんですが、一応毎月3歳半健診を行っております。それで、9月が、9月24日の木曜日に実施予定で、最終準備を今進めております。 新型コロナウイルス感染症予防の関係もありまして、現在、その他の健診につきましても、時間の短縮化、密を防いだり、集団指導を取りやめて個別指導に変えたり、対応しているんですけれども、健診の前に事前のアンケートをいただくようになっておりまして、家庭での視力検査ができなかった方や目のアンケートで心配事がある方を対象に実施を予定しています。検査の結果、少し心配と考えられる方につきましては、専門の眼科医への受診勧奨を行う予定にしております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今、コロナウイルスの関係で一斉にというか、多分区切って行っていただいたり、健診のほうも、短時間で行うというふうな方向性であると思うんですけれども、今は対象者を絞って行うということですけれども、今後、コロナ対策とか、どんどん落ち着いてきたら、最終的には、3歳児健診を受けていただくお子さん全員を対象に、検査を行っていただくというふうに考えてよろしいでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  議員おっしゃるとおり、3歳半健診、全員に実施したいという考えですが、先ほども申しましたように、コロナウイルスの関係で、ちょっと絞って当分の間やらざるを得ないのかなと。ただ、ある程度落ち着いたり、またいろいろ解決策ができましたら、全員を対象に実施していきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 正直、コロナのこととかもありまして、9月のスタートというのが、もしかしたら難しいんじゃないかなと思っていたんですけれども、担当課の方の御尽力をいただいて、9月からちゃんと予定どおりスタートしていただけるということは、大変うれしく思っていますので、御尽力に感謝いたします。 あと、この検査なんですけれども、前、この検査の器具を使える研修というか、そういったことを行いますということでお聞きしているんですけれども、それを使って検査を受けられる方というのは、どのような方がいらっしゃるんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  母子保健係の保健師、また看護師が、この間から機器を使って訓練をしておりまして、一応使えるという形になっております。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました。 しっかり検査を行っていただきますようお願いしておきます。 異常が発見されるお子さんがいないということを本当に望むんですけれども、万が一、その中で発見されることがあれば、早期発見・早期治療によって完治していただいて、新宮市で育つ子供の未来が明るいものになることを心からお願いして、この項を終わりたいと思います。 次に、高齢者福祉についてお伺いしたいと思います。 新宮市の近隣において、コロナ感染者の発生報告があった際には、今まで以上に市民の方はじめ皆さんは、緊張感と恐怖心を覚えた方も多くいらっしゃったと思います。幸い、新宮市においては、いまだ感染者の発生の報告はなく、このことは、市民の皆様のお一人お一人が、感染防止対策をしっかりと行っていただいているおかげかと思います。もちろん、感染者がいないからといって油断は禁物でありますが、医療従事者だけでなく、主に、高齢者の福祉を担う介護従事者の皆様においては、いつ感染するかも分からない恐怖の中、使命感を最優先に、介護にあずかっていただいておられますことを心から感謝申し上げ、この項を始めさせていただきます。 全国に緊急事態宣言が発令され、不安と恐怖の中、初めてのことばかりで、どうしていいのか分からず感染予防対策に努めることしかできない。そのような中、政府は、新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐための生活指針として、密集、密接、密閉という3密を避けるということに加えて、マスクの着用や小まめな手洗いと手指消毒、食事中の会話は控える、働き方もテレワークなど、様々なことが、今までの生活とは大きく違ってしまいました。新しい生活様式を取り入れるべきと言われても、全てが対応できるはずもなく、できる範囲でできることを日々の生活でしていくしかない状況であります。まして、介護を必要とする高齢者の方々は、新しい生活様式を取り入れることなどは困難かと考えます。 新型コロナウイルス感染症の拡大は、高齢者やその介護者にも、いろいろな局面で大きなダメージを受けている例が多く見られます。外出自粛が長引いたことで、独り暮らしの高齢者は運動不足で持病が悪化、人との会話がないため、ストレスや認知機能の低下から不眠や食欲不振に陥ったり、体調を崩すケースが目立っているということが言われております。デイサービスも行けず、訪問介護も中断、もしくは回数が減り、結果、介護度も上がり、フレイル状態の方が要介護になるケースも少なくはないと思います。 民生委員や地域住民の見守りや交流イベントの中止のため、体調の変化に気づかず対処が遅れることもあります。福島県の例を取りますと、自宅で亡くなっておられた男性は、民生委員などの個別訪問が中断されていたため、発見されたときには、死後2か月と見られたとのことでした。緊急事態宣言のさなかと考えられますが、本当に悲しいというよりも心が痛く折れそうになる思いをしました。 そこで、お尋ねしたいと思います。 新宮市においての高齢者の見守り事業というのには、どのような取組がありますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  新宮市の高齢者の見守り事業でありますが、民生委員・児童委員の方による独り暮らし高齢者の見守り訪問や新宮市社協に委託している福祉委員を中心とした、地域での見守りが必要な高齢者の方への定期訪問、また市内8地区での定期サロンの交流があります。 また、独り暮らし高齢者の方へのお弁当の配食サービスにより、安否の確認を行っているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  新宮市においては、いまだ感染者が出ていない状況ではありますが、高齢者は、やはり感染すると重症化しやすく、直接対面して見守るという、これまでと同じ方法で取り組むことが困難になるときが来るかもしれません。 新宮市では、包括ケアシステムの構築を進めているさなかですが、今後、新型コロナウイルスが終息しない中で、地域の見守り機能を再構築していく必要があるのではないかと思いますが、その点については、どのようにお考えでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員がおっしゃられるように、これまでの地域包括ケアシステムを構築していく中で行っております、地域の見守り事業である自宅訪問や地域サロンの場での顔を合わせ、声をかけ、何か気になることがあれば行政に届けてもらい、手を差し伸べる仕組みが、感染症対策によりしにくくなっている状況でございます。 新宮市社協と包括支援センターでは、高齢者が集まるサロン等の居場所や様々なサービスの多くが休業されている中、高齢者の生活環境の悪化や心身機能の低下、地域での孤立化等の不安が広がっていることから、市内小学校の児童と地域高齢者をつなぐ企画を提案させていただきました。独り暮らしの高齢者約600人の方に、「市内のおじいちゃん、おばあちゃんお元気ですか」などのメッセージを児童に書いてもらい、民生委員や福祉委員、市の職員がポストに届け、また熊野川地域においては、高齢者が一筆箋で言葉を書き、お返しをするという取組が今年度なされます。 また、コロナ禍では、高齢者の総合的なセーフティネットワークを構築する新宮市高齢者支援連絡会での地域の見守り機能も再確認することが必要だと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  そういう中で、直接、対面して見守れないという中で、今、新宮市のほうでも緊急通報システムを実施していただいていると思うのですが、これは自分で通報しないといけないというシステムなので、それが困難な場合があると思うんですけれども、そのような相談というのはお聞きしていませんか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  特に、現在そのような御相談というのは聞いてございません。 ◆7番(濱田雅美君)  今いろんな見守りシステムみたいなのがあるんですけれども、その中でちょっと一つ気になったのが、これは、スイッチを押すみたいなシステムになっているんですけれども、それと同じように、ペンダント方式でいつも自分の首からかけておいて、何かあれば、それを引っ張ったり押したりしたら通報というか、そういう見守りのところに届くというのもあるんですけれども、そういったペンダント型とかというのは、新宮市は取り入れていないんでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員おっしゃられるように、首にかけるペンダント型の装置を利用しております。 新宮市においても、子機、本体のほかに、このペンダント型の装置を使用しておりまして、緊急通報装置を使う多くの方が、このペンダント型の装置から緊急通報を行っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ペンダント型も取り入れてもらっているんですね。それだったらすごく安心だと思います。これは身につけているので、すぐ通報が可能かと思いますので。 あと、今、動きを察知するセンサーで見守るという取組を行っている自治体もあるんですけれども、このような取組を研究してみてはいかがかと思うんですけれども、この点についてはどうでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員の情報からお調べしました。 東京近辺では、そういうセンサーでの見守りを実施しているところはあるようです。今後、利用者の方からそういうセンサー型の利用を希望するような声があれば、委託事業者とも協議していきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  希望者の声があればということだったんですけれども、できましたら希望者の声がある前にこういう取組ができないかということを、やはり、提携業者と話しておいて、準備しておいていただければありがたいと思うんですけれども、希望者の声を待ってからではなくて、やはり、市のほうから事業を進めていくという形を取っていただきたいなと希望しておきます。 それと、あと、先ほどもちょっと見守りのことでお伺いしたんですけれども、定期的に高齢者のお宅を訪れている電気とかガスの事業者とか宅配業者、あと新聞販売店とかという、毎日じゃなくても定期的に行く業者との連絡強化というのを行えないかなと思うんですけれども、その点においてはどうでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  全国的に高齢者の孤立死が多発した平成24年の厚生労働省通知を受けて、支援や見守りを必要とする高齢者の個人情報を円滑に情報提供をいただくことを目的として、市内24の事業所と新宮市高齢者支援に係る個人情報に関する協定を交わしております。 ◆7番(濱田雅美君)  やはり、そういった市内24の事業所との協定の中で、結果、そういう見守りが成功じゃないですけれども、見守りにつながったという事例はありますか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  私の去年、今年の記憶の中ではございませんが、ただ、お弁当の配食の事業所の方、この協定とは違いますけれども、気になる方の情報というのはいただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 やはり、行政だけでは目の届かない見守りというのは、地域の方の力を借りないといけないと思いますので、今後とも、また地域の方の見守りが充実していく取組をお願いしておきます。 感染症拡大に伴う緊急事態宣言により、多くの高齢者向け介護施設、住宅では、家族の面会や訪問が制限されました。長期にわたり家族と会えないのは、お互い大変つらいものです。 そこで、オンライン面会を試みた施設もありました。これは、私は本当にとてもよい取組だと感じました。厚労省は令和2年5月15日付で、高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施についてを都道府県等に対して発出しました。面会禁止の期間が長引く中、直接ではなくても顔を合わせることが有効と判断したとあります。この通知は、新宮市のほうにも来ていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  はい、来ております。 ◆7番(濱田雅美君)  今回、国の1次補正で創設された新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の拡充のため、今回の2次補正予算では、新たに介護、福祉分野も対象になり、その中に感染症対策を徹底した介護、福祉サービス等の提供をするために必要な経費とあります。このオンライン面会などは対象にならないのでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  今、議員から御紹介のありました補助金につきましては、感染症対策を徹底した上での介護サービス提供支援事業のかかり増し経費という中に、タブレット等のICT機器の購入、または、リース費用も含まれております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 厚労省より、高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施についてという事務連絡をちょっと読み上げさせていただきたいんですけれども、その中に、「地域医療介護総合確保基金のICT導入支援事業(注:介護施設・事業所を対象)では、同事業により導入したタブレット端末等ハードウエアをオンライン面会に使用しても差し支えないこととしています。なお、同事業については、令和2年度補正予算において、①事業所規模に応じた補助上限額の引上げ、②補助対象にWi-Fi購入・設置費(通信費は除く)追加といった拡充をしております。同基金では、見守りセンサー導入に伴うWi-Fi工事(通信費は除く)への補助も行っているところ、令和2年度補正予算にて、補助上限額の引上げを実施しております」となっております。これは事業所を対象にしているものかと思いますが、この事業所規模に応じた補助上限額というのはどのようなものなのか教えていただけますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員御紹介の地域医療介護総合確保基金は国の予算でありまして、県が設置している基金で、タブレット端末やスマートフォン等のハードウエアとソフトウエア、そしてネットワーク機器などのICTに関しての限度額、これにつきましては1事業につき導入経費の2分の1で、補助限度額は、職員数が1名から10名で100万円、11名から20名で160万円、21名から30名で200万円、31名以上が260万円となってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  これは1名から対象になるということで、対象にならない事業所というのはないというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  この要綱に該当する事業所であれば、そういうことでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、こういった取組を行いたいということで県のほうに申し出れば、全ての事業所が対象事業所になるというふうに考えてよろしいものですか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  県が設置している基金の要綱、その事業対象であれば、介護事業所であれば対象になるということでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  新宮市内に対象にならない事業所というのもあるんでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  申し訳ございません。そこまでちょっと調べはついてございません。 ◆7番(濱田雅美君)  はい、分かりました。 それでは、あと、新宮市では、見守りシール事業というのが開始されましたが、現在の登録件数を教えていただけますでしょうか。できれば、同じく取り組んだほかの自治体の登録件数も、お分かりになれば教えていただきたいんですけれども。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  今おっしゃられたのは、見守りシールの事業だと思います。 登録件数でございますが、本年7月から実施している高齢者見守りシールです。これは、認知症等を発症しているような方が自分の家に帰れないような方を、そのシールについているQRコードで、この方を保護者の元に御案内するという、市町村、警察等で、また市民の方の通報により、この方たちを見守るというシールでございますが、現在、申請件数は、新宮市は3件となってございます。新宮市、東牟婁郡の町村で一斉に開始いたしましたが、直近の調べでは、那智勝浦町が1件、太地町は1件、古座川町はゼロ件、串本町が3件、北山村はゼロ件となってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 すごく登録件数が少ないと感じるんですけれども、このように今、全国的に認知症の方も多い社会になってきた中、やはり、ちょっと出かけてどこに行ってしまったのか分からないという方も多々あり、その方が事故に遭ってとかということも報道であったりとかする中、新宮市においても、3件という数字が大変少ないと思うんですけれども、始まったばかりなので、なかなかまだ知らない方も多いとは思うんですけれども、それでも、この広報というのは、どのようにされているんでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  広報につきましては新聞記事、新宮警察署と協定を交わしましたので、その報道など、またポスターを作っているところでございます。それから、ZTVの行政文字放送に8月の末から掲載するという話もございます。あと、町内会の回覧板も回させていただいたのかなというふうに記憶してございます。また、広報新宮7月号にも掲載させていただいたところでございます。 議員がおっしゃるように、ちょっと件数の伸びが少ないのかなというふうに考えてございます。今から、また広報に励みたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  確かに、広報のほうと町内の回覧板は、私も目にしました。その中で、これ、介護事業者とかケアマネ、介護の連絡協議会、そういったところの協力を得るということはできないでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  ケアマネさん方が集まる勉強会の際には、紹介をさせていただいたところです。事業所宛てにはポスター等、特にお願いはしていないところでございますが、そちらのほうも、より身近な立場の方と存じますので、そちらに向けてもお願いをしていくというつもりでおります。 ◆7番(濱田雅美君)  お願いしておきます。 徐々に広がってくるのかもしれないんですけれども、やはり見守りというのが大変大切だと思うんです。本当に見守りの強化と充実というのを今後、図っていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 市長にお尋ねしたいんですけれども、市長、オンライン面会というのは御存じでしょうか。介護施設というか、介護じゃなくても、離れた家族が高齢者と通話するというのは。 ◎市長(田岡実千年君)  このコロナ禍の中で、そういったことが始まっているということは、お聞きしたことはございます。 ◆7番(濱田雅美君)  コロナ禍の中で始まったことがきっかけかもしれないんですが、このオンライン面会とかオンラインでの通話というのは、私すごくいい取組だと思うんです。 新型コロナウイルス感染防止ということにとどまらず、家族が遠距離であったりとか、あと、様々な場面で活用できるいい取組であると思うんですけれども、先ほど、ちょっと県の補助事業を確認させていただいたところなんですけれども、新宮市内に対象にならない事業所があるかないかちょっと今不明で、後でまたお答えいただけると思うんですけれども、ぜひ施設が負担なくこういった取組、こういったサービスを開始できるような支援というのを、新宮市として早急に確立していただけたらありがたいなと思うんですけれども、そこのところはどうでしょうか。どのようにお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  特にコロナ禍の中、また平時でも、場合によっては大変便利なシステムになるなというのは、今回、県内の会議で、私もそういったところに参加させていただいて感じたところであります。 市が、どこまで支援できるかというのは、ちょっと研究したいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ぜひ、前向きに研究していただきたいと思います。 もう一つお願いしたいんですけれども、先ほど言った見守りセンサー導入に伴うWi-Fi工事への補助であったりとか、県は事業所対象でありますが、そういったことも取り組んでいただいています。 市独自の取組で、先ほどのオンライン面会も一緒なんですけれども、個人を対象に補助制度ができないかと思うんですが、最近、センサーの技術を用いた高齢者見守りシステムが、相次いで登場しているのはいろんなところで目にするんですけれども、その特色や仕組みというのは、製品によっていろいろ様々あるんですけれども、高齢者の家族が離れていても、仕事中であっても、携帯で情報や状態が確認できるということで、高齢者の方を、家族を家に1人置いておくのは、本当に転倒していないかとか、体調が悪くなっていないかとか、とても心配で外に出るという状態になると思うんです。例えば、個人対象でWi-Fi工事への補助とか、見守りのために購入した商品とかというのに対して、必要経費の2分の1かつ上限5,000円とか、これは、例えばの例なんですけれども、そういったふうに、財政に厳しくない程度で補助制度ができないかなと思うんです。 現在、生活環境課では、生ごみ処理機のコンポストであったり、EMとかEM容器、電気式生ごみ処理機の購入時に、そういった補助金制度を設けていただいているんですけれども、高額な補助金でなくてもいいので、例えば、本当に少しでも新宮市として見守りに対して支援できればと考えますので、見守りに対しての補助制度というのを、新宮市に何ができるかというのをもう少し、今から前向きに御検討いただければ大変ありがたいと思いますので、お願いしておきます。市長、すみません。 ◎市長(田岡実千年君)  具体的で大変貴重な御提言ありがとうございました。研究させていただきます。 ◆7番(濱田雅美君)  よろしくお願いします。 本当に、新宮市の高齢者や認知症の方が、事故や行方不明で悲しい結果となるようなことが決して起こらないまちになるように、きめ細やかな見守りというのを、しっかりと構築させていただきたいと思います。 次に、感染症対策で、介護事業者の心身の負担というのが増したことも想定できます。 新宮市では、介護事業者に対する支援事業というのは、どのようなものがありますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  長引く感染症対策で、介護事業所の方の御苦労は大変なものであろうと推察するところでございます。これから迎えるインフルエンザの流行と重なることもございまして、感染対策として、備蓄の必要性を感じているところでございます。 今回の補正で、市内の介護サービス事業所及び高齢者施設等を実施する法人への感染症対策のための物品購入補助を、今回、議案を出させていただいているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  また、これと同様に個人の介護者、家族の介護をしている介護者の方の負担というのも増したことは当然想定できるんですけれども、オーストラリアでは、高齢者の介護に対する法律で、介護者の支援が施設ケア、住宅ケアとともに3本柱の一つに位置づけされているとのこと。欧州では、介護者に対する法整備が進められていますが、日本では、介護者の権利を保障する法整備は進んでいない状況であり、そのような中、埼玉県が、全国初の介護者の孤立を防ぎ、地域全体で支えることを目指す支援条例が3月に施行されたとのことでした。 新宮市においても、介護者の支援体制の拡充に努めていただきたいと思いますが、どのようなことが考えられますでしょうか。いかがでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員のおっしゃられる、埼玉県のケアラー支援条例というのを調べさせていただきました。 長引く感染症対策で、介護、個人宅での介護者の方の心労も大変だと思ってございます。この条例は県条例でもございますので、県に情報提供しながら介護者への支援体制について、県とも連携を図ってまいりたいと存じます。 ◆7番(濱田雅美君)  お願いいたします。 県のほうの指導も要るかと思うんですけれども、新宮市として何ができるかというのも、今後、御検討いただきまして、介護者も支援の対象と認知していただいて、きめ細やかな支援体制を構築していただけますようお願いしておきます。 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、介護施設においてクラスターが発生した自治体が多くありました。介護そのものが密着しなければならないことが多く、3密を避ける新しい生活様式に気をつけてはいただいていても、実際、施設内では困難であります。 富山市にある介護施設で感染が一気に広がり、死のリスクに直面してしまう事態が起こりました。1度クラスターが発生すると、負の連鎖が起きるのは当然であり、介護士、職員の感染が増加、濃厚接触者となった職員も出勤できず、介護崩壊寸前でありました。さらに追い打ちをかけたのが、富山市内に二つある感染症の指定医療機関。医療崩壊のリスクが高まっており、重症者以外は受け入れる余裕がなく、施設側も医療従事者への感染を避けるため、軽症の入所者は施設で診療と介護を続けることにしたとのことでした。施設が病院の役割を担うということになったのです。 そこで、行政がリーダーシップを取り、医療機関に医師や看護師の派遣を要請、マスクや防護服などの物資を調達した上で支援に当たります。さらに、介護職員の応援も、介護の協議会と連携して職員を募集し、法人間の垣根を越えて派遣します。行政は、応援職員のための様々な支援策も打ち出し、応援に入りやすい環境を整備し、取組の結果、県内各地から9人の看護師が集まったとのことでした。 行政が指導し、必要な人員を派遣し、施設の孤立を防ぐ、この取組は富山モデルと言われ、国もノウハウを広げていきたいとしています。介護施設には、行政の支援も届きにくく孤立化しがちである。横のつながりが重要であり、お互い顔の見える環境を整えておくことが大事。特に小さな施設は、行政の協力が必要だと言われています。 新宮市におきましては、新宮市在宅医療・介護連携推進会議が行われ、市内の多職種の連携もできてきているように思うのですが、富山モデルを参考に、新宮市においても行政が指導して、介護を守る体制づくりが必要かと思いますが、これについていかがでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  新宮市の在宅医療・介護連携推進会議は、コロナウイルス感染症の流行までは、2か月に1回研修会を開き、医療と介護と行政の顔の見える関係づくりをつくってきました。今回御紹介の富山モデルの検証結果から、新宮市の介護を守る体制づくりにつきましては県にも要望して、共に市の役割も確認しながら、コロナウイルス感染症に対応してまいりたいと存じます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 コロナに関しましては、やはり市ではなく県の指導が必要であり、そこから市が動くということが基本だと思うんですけれども、やはりもし万が一、新宮市でクラスターが発生すれば、県の指導を待っていられないという状況も発生するかもしれません。そのようなときのシミュレーションも考えて、県と事前に協議しておいて、こういうときはこういうふうにということを話し合って決めておくということはできませんか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  令和2年6月30日の厚労省通知の中でも、高齢者施設における新型コロナウイルス感染症発生に備えた対応等についての中で、都道府県は、施設関係者に感染者が発生した場合には、適切な感染管理が可能となるよう、感染が疑われる者への速やかな検査を実施するということになってございます。このことについては、新宮保健所とも共有してございます。介護施設で、もしクラスターが発生するようなことがあれば、PCR検査が受けられる体制を県へ要望してまいります。事前の準備ということにつきましても、新宮保健所と協議していきたいと存じます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 県との連携というのを密にしていただいて、しっかりと介護の現場を守っていただける取組というのをお願いしておきたいと思います。 また、クラスターが発生した施設では、PCR検査を検査会社の協力を得て全員に実施し、陽性の人と陰性の人の動線を分けるゾーニングというのを徹底したとのこと。介護を続ける職員のためにリスクの高い場所も明示し、防護服を脱着する場所も指定し、感染防止に努めたとあります。 高齢者の感染は重症化しやすいため、命の危険に直結することになります。 介護施設に、まずPCR検査を受けられる体制を優先的につくることが重要であると言われております。これに対して、県の指導というのは今ありますでしょうか。市としては、どのようにお考えいただいているのでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  ただいまのところ、県の指導というのは特にございません。 先ほど申し上げたことと重なるかと思いますけれども、今後、国から出ている方針が、まずPCR検査を行うということ、それは県が行うということになってございますので、先ほどの回答と重なりますけれども、県と情報共有をしながら、もしそういうことがあれば、PCR検査を進めてもらうように要望してまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  今、介護施設で、もし感染者が発症した際のマニュアルというのはあるんでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  令和2年4月7日の厚労省通知の中で、社会福祉施設等における感染拡大防止のための留意点について(その2)という中で、入所施設等、通所系等、訪問系の各分野での感染防止に向けた取組、感染した者が発生した場合の取組として示されてございます。この通知については、各介護事業所にも送られてございますので、これに沿った対応を行うということになります。 ◆7番(濱田雅美君)  厚労省からのものということで、そのマニュアルというのは新宮市の介護の現状に適したものと考えられますか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  そうですね、そのように思いますし、そのマニュアルに沿って国・県と連携しながら対応していかなければならないと思ってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  その中で、具体的にどのようなものがあるのか、幾つか教えていただくことはできますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  具体的にといいますと、感染者についての定義というようなところでは、定義はPCR陽性の者、情報の共有については利用者、またはそこに勤める職員に発生した場合、速やかに施設長等に報告し、施設内で情報を共有し、指定管理者に報告、また家族にも報告。消毒・清掃等については、居室及び利用した共用スペースを消毒・清掃。手袋を着用し、消毒用エタノール、または次亜塩素酸ナトリウムで清拭等。保健所の指示がある場合は指示に従うというように、感染者のほかに、感染が疑われる者、濃厚接触者、感染が疑われる者との濃厚接触が疑われる者、それぞれの場合に示されてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  介護施設での感染というのを抑えることが、本当に多くの方の命を守ることにつながると思うんですけれども、第2波とも言われた時期も越えて、次は、インフルエンザと重なるおそれもあるという報道もあります。 高齢者の感染対策には、特に力を入れるべきと考えられていますが、病床が逼迫していて足りないとか、要介護の人を十分にケアできないなどの理由から、病院に受け入れてもらえないケースや介護施設は医療設備も整っていないし、医師も24時間駐在していないところが多く、病気の見極めが遅れて重症化してしまうという事態も起きてしまいます。 施設の努力に頼るばかりでなく、今後は、行政が指導して早急に強化すべきかと思うんですけれども、その対策として、具体的にどのようなことができるとお考えでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  感染者が出た場合という以前の問題で、施設での感染防止の強化ということにつきましては、最大限の感染症対策を継続的に行いつつ、必要なサービスを提供する体制を構築するための支援策として、議員もおっしゃられていた国の2次補正予算による新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業という補助金の下で、介護サービス事業所、施設等における感染対策支援事業が実施されているところでございます。 また、市においても、先ほどお話しさせていただきました今回の補正予算、これをお示しさせていただいているところでございます。 また、高齢者施設等で感染者が発生したような場合は、新宮保健所と連携しながら、それに早急に対応してまいりたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました。 現状を把握していただいて、市から県へ早急に声を上げていただくという県との連携で、敏速な対応が取れる体制を整えていただきたいと思いますし、あと、先ほども申し上げたんですけれども、県からの指示を受けて臨機応変で対応となるというのが、市の動き方なんでしょうけれども、新宮市は新宮市なりに、最悪の際のシミュレーションというのも考えて、備えておくべきかとも思いますので、その点も、今後御検討いただきますようによろしくお願いしておきます。 ○副議長(東原伸也君)  質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時00分--------------------------------------- △再開 午後2時13分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 休憩前に引き続き一般質問を続けさせていただきます。 クラスターが発生した際のもう一つの課題というのが、情報の共有であります。 広島県三次市では、クラスター発生の中心となった事業所Aでデイサービスを利用していた23人が感染し、ほかの事業所にも感染が広がってしまいました。利用者がデイサービスや訪問介護など複数の事業所のサービスを利用していたからです。最終的に4業者の利用者と職員その家族の感染が確認されました。AとDは事業所名を公表、BとCは非公表で多くの利用者が複数の事業所を利用する中、感染者の追跡ができず、最終的に市内の9割の事業所で休業連鎖が起きたのです。和歌山県は先進的な追跡システムが構築されているとお聞きしますが、その点を教えていただけますか。
    健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  新宮保健所のほうでお聞きしたところです。和歌山県の感染者の追跡ですが、発生したエリアに保健師等の職員を応援に出すといった人海戦術で、濃厚接触者を幅広く捉えているとお聞きしております。また、濃厚接触者で陽性であれば、無症状であってでも入院させているということをお聞きしております。 ◆7番(濱田雅美君)  言うまでもありませんが、市内の9割が休業となると、介護が必要な方とその介護者にとっては生活が成り立たない状況に強いられてしまいます。考えただけでも大変怖いことですけれども、感染者が出た事業所に対しての誹謗中傷、また差別や偏見は大変心配なことではあるのですが、休業連鎖ということは絶対に避けなければならないと考えます。 人権と事業所を守るということは必須ですが、必要最小限の情報を必要最小限の関係者と共有して、介護の現場を守っていくという工夫も必要ではないかと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員御紹介の富山市や広島県の介護クラスターの検証からも、感染拡大を防止するためには情報共有は必要だと思います。そのためには、介護事業者の感染拡大防止の認識と理解を高めることも大切だと思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  介護が必要な方とその介護者、そして介護の現場をしっかりと見守っていくことができる取組をお願いしておきます。 国は、介護・障害者福祉分野における感染拡大防止等への支援として、事業所等の職員が医療的見地からの相談を受けられる窓口の設置、感染対策マニュアルの作成、感染症対策の専門家による実地指導や研修、業務継続計画の作成支援、職員のメンタルヘルス支援などを行うとありますが、この感染症対策の専門家による実地指導や研修というのを行っていただきたいと思うんですけれども、富山市におきましても、いきなりのクラスター対応となって、防護服の装着の仕方さえも分からないというところから入った状態で、戸惑いから入り、不安がいっぱいであったということを報道でお話ししておりました。知識があれば、余分な不安は少しは払拭されると思うのですが、実地指導や研修というのを行うことは可能でしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  8月11日に新宮保健所主催で、新型コロナウイルス感染症に係る社会福祉施設研修会が実施され、27か所の事業所が参加いたしました。社会福祉施設における新型コロナウイルスに係る対応についてと介護施設における感染対策、消毒、清掃ということで、個人防護服の装着順についてや有症状者の部屋の清掃、消毒等のDVDを視聴いたしております。 ◆7番(濱田雅美君)  はい、分かりました。 じゃ、実施していただいたということですね。防護服というのは、DVDを見ただけで直接脱着はしていないんですか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  私は参加できてございませんのでちょっと分かりかねますが、多分DVDだったのかなと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  DVDを見るだけでも知識的には入ると思うんですけれども、防護服の脱着というのは大変難しいらしいんですね。着るのよりも脱ぐほうが難しいとかということもお伺いしておりますので、また機会があれば、そういったことも実施できればいいかなと思うんですけれども、貴重な防護服になってくるので、それを研修に使うかどうかというのはちょっといいのか悪いのか判断しかねるんですけれども、はい。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  これは新宮保健所のホームページ上でも、いつでも見られるようにしていただいておりますので、その点もよろしくお願いします。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 そういったことも、それでは関係者の方に周知していただいて、いざというときに本当に不安から入ることのないようにしていただければと思います。 事業所が防護物資について、優先的な調達の支援を要望している自治体が多いようなんですけれども、新宮市についてはいかがでしょうか。どのような要望とかが多いとか、あとはそれについて対応はどのようにお考えかということと、また新型コロナの対応物資というのが今不足していないか、現状を教えていただけますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  現状では、特に事業所からの防護物資の調達についての不足とか要望という声は特に聞いていないところでございます。ただ、一旦そういう発生がありましたら、そういう事態になることも予測されるわけで、そういうときになれば、国・県に強く要望して調達してまいりたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  不足というか、必要なときに必要なものがないというのは大変な状況になってしまうので、できれば前もって準備していただいて不足のないようにしていただきたいのと、また国や県に要望してすぐにこちら新宮市に下りてくればいいんですけれども、その期間があるとかということになると、その期間、ない状況が続いてしまうというのはいかがなものかと思いますので、今、落ち着いてはきていて、少し気持ち的に安堵していると言ったらおかしいんですけれども、少し落ち着いているようなときに十分準備をしていただくというのも一つの手かなとも思いますので、お願いしておきます。 地域で感染者が拡大すれば、真っ先に脅かされるのは高齢者の命です。介護と医療の連携を強化して、しっかりと受皿を構築していただき、感染者が出た際に慌てることなく対応できる支援をお願いしておきます。 また、高齢者の方々はネット上でつながるということが大変困難な世代でありますから、遠く離れた家族や親戚、地域とつながる新しい方法というのをみんなで知恵を出し合って、コロナ禍の中で決して高齢者を孤独にさせないという取組をしっかりと構築していただきたいと思いますので、お願いしておきます。 次に、高齢者福祉とは少し離れてしまうんですけれども、福祉関連で質問させていただきたいと思いますのでお答え願います。 県の事業で意思疎通支援サービスについてですが、これは新型コロナウイルス感染症の発生により聴覚障害者が行政機関や保健所への相談や、医療機関の受診等を希望する際、意思疎通支援者の同行が困難となっているため、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防と聴覚障害者の情報保障を目的として、遠隔での意思疎通支援、手話通訳や要約筆記を実施するというものでありますが、新宮市においても、県が遠隔による意思疎通支援サービスの提供を開始したことに併せて、市もタブレット端末を購入するなど感染症対策の整備を検討していたと思うのですが、現在どのような状況なのでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  まず、県の意思疎通支援サービスについての状況について御説明いたします。 この事業は、和歌山県聴覚障害者情報センターを利用するため、その指定管理者であります和歌山県聴覚障害者協会と通訳派遣の契約について5月に行っております。和歌山県より、当初、タブレットの貸出しについては品不足のため、圏域内で1台または2台の購入との話でありましたが、最終的には5月から6月にかけて4台の設置となっております。こちらは現在、東牟婁振興局串本支所圏域での手話通訳派遣の受託事業所に設置しております。 新宮市におきましても、今議会、補正予算が御承認いただければ、県に合わせる形で地域の手話通訳者とつなげるため、また聴覚障害者の方々が安心して相談や医療受診ができるよう、早急にタブレット端末を購入し、環境を整えたい、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  現在、県の意思疎通支援サービスの圏域内での利用者はいらっしゃるんでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  現在のところ、利用者はなしと伺っております。 ◆7番(濱田雅美君)  では、新宮・東牟婁圏域での手話の登録者数というのは何人登録しているか、お分かりになりますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  令和2年4月現在の圏域内での手話登録者数は、通訳士2名、通訳者3名、奉仕員9名の計14名となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、今後、新宮市が意思疎通支援事業を行う場合、どのようなことをお考えになっているのか教えていただけますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  今後は、タブレットと県の情報センターとつなぐためのアプリや地域の通訳者と聾者が使用するソフト等の互換性などを調整しながら、併せて利用する際のルールづくり等を決めながら、聴覚障害者の方々が簡単に接続できるための環境を早急に進めてまいりたい、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、その際に新宮市が事業を行っていく場合、タブレットを設置する場所とか、あと受託事業者というのはお考えでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  あくまでも現段階の計画でありますけれども、福祉課、美熊野福祉会、医療センターに設置することになろうかと思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  今後も新型コロナウイルス感染症の先行きが見えない中で、障害者の方々が不安な日々を過ごしていられると思います。社会の不便さやストレスを多く抱えていることと思われますので、聴覚障害者の方々が安心して相談できる環境、いつでも受診できる環境の整備をお願いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ◎福祉課長(中上清之君)  議員御指摘のとおり、多くの方々が現在の生活様式に不便さを感じていると思っておりますし、安心・安全に相談や医療受診に行かれたいというふうに思っております。そのために、市としましても今後早急に事業が行えるよう関係機関と調整しながら取り組んでまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ぜひ早急に前に進めていただきたいと思います。 また、さきの答弁で、県のタブレットの提供が今年度末までということだったんですけれども、今後、市が購入している4台で補うことというのは可能なんでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  県のタブレット提供は今年度末までというふうに聞いております。 今後、市で設置するタブレット端末4台で対応は可能かというふうに思われます。また、これから1月ぐらいをめどにタブレットの使用率を把握した上で、今後について考えていきたい、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  お願いしておきます。 先ほどの答弁の中でもいただいたんですけれども、各団体や相談事業所との連携も、さらに強化していただき、目まぐるしく変わる現状で、情報提供とか不安や困難の払拭に努めていただいて、障害のある方が安心・安全に生活していただける取組を、今後も御尽力いただきたいとお願いしておきます。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○副議長(東原伸也君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △三栗章史君 ○副議長(東原伸也君)  6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (質問席) それでは、通告のほうなんですけれども、まちなか交通についてを最後に回させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、まず地籍調査事業と今後の展望についてということで、御質問させていただきたいと思います。 以前、市民の方から地籍調査事業についてということでどういうことなんやろかということで聞かれたことがございます。幾つかお聞きいたします。 まず、地籍調査とはどういう事業なのでしょうか。御説明、お願いいたします。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  地籍調査は、明治時代の地租改正を基につくられた法務局の構図を、現在の測量技術において正確な測量図面に書き換える事業であり、土地の境界の位置及び面積を明らかにする調査でございます。その方法として、法令により土地の所有者の現地立会いによることになってございます。 ◆6番(三栗章史君)  調査開始から完了まで、どれぐらいの期間がかかるものなんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  法務局の構図が書き換えられるまでに、早くて4年を必要とします。 1年目には所有者の調査、2年目は土地所有者の立会いをいただく一筆地調査と測量調査、3年目はその図面に基づいた閲覧、4年目は出来上がった成果物を県の認証、国の認証を受け、法務局に送付することが事業工程でございます。 ◆6番(三栗章史君)  現在も立会いを行っているとお聞きいたしまして、以前なんですけれども、市民の方から日程が合わなくて立会いができてないんやというふうなお話を聞いたことがございます。このような場合は、どういうふうにされているんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  立会いに関しましては、事前に日程を決めた状態で御案内をお送りしております。もちろん日程が合わなくて行けない、日程を変更してほしいという方が出てきますので、御連絡をいただいた方には、日程を調整していただき立会いを行っております。 また、御連絡がなく当日来ていただけなかった方に関しては、再度立会いの御案内を送付しております。その際は、御連絡をいただいて都合を合わせるようにし、なるべく未立会いがないように努めております。 ◆6番(三栗章史君)  そうですね、やはりなるべく立ち会っていただけるよう対応をしていただいているということで、大変ありがたいと思います。僕がお話を聞きました市民の方も、その後、また立会いの機会を設けていただいて立会いが無事に終了したということを連絡いただきました。やはり、そういうふうにしていただけるのは大変ありがたいことだと思います。 土地所有者の方は市内だけでなく市外の方も来られると思いますけれども、このコロナ禍における対応はどのようにされておるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  立会い業務ですが、議員言われるとおり、土地の所有者は市内に限らず市外の方もおります。今年度も例年どおり関係する全ての方に立会いの案内をお送りし、9月下旬頃までに立会いを行う予定になっております。 コロナ禍での対応でございますが、まず毎年7月頃に行っております地籍調査に関する説明会を今年度は中止してございます。また、立会いは屋外での作業ではありますが、立会いに来られた方の連絡先が分かるよう名簿の作成、手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスの徹底、立会い時間の分散など、密にならないよう作業を行っております。さらに、問合せの際には、市内の親族などに代理で立会いを行っていただく委任状の制度も詳しく説明させていただいております。 次に、コロナ禍での影響ですが、現在作業途中でございますが、今のところ大きな影響もなく順調に進めております。 ◆6番(三栗章史君)  ほかの市町村なんかでも通常どおり行っているんでしょうか。中止とかされているところはあるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  先日、新宮東牟婁地方地籍調査事務打合せ会議で確認いたしましたが、県内近隣市町村では通常どおり行う予定となってございます。 ◆6番(三栗章史君)  コロナ対策は、大変今必要だと思うんですけれども、まだまだ暑い時期でございますので、コロナだけではなくて熱中症にも注意して進めていただくようお願いしたいと思います。 続きまして、土地の所有者が調査に協力するメリットというのは何かあるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  土地の所有者においてのメリットですが、土地の境界が明確化されるため、土地にまつわる様々なトラブル、それを防ぐことができます。土地の境界は座標値で管理するので、杭がなくなっても境界が復元できます。また、現況地目や実測面積など土地の正確な状況が登記簿に反映され正確な図面が出来上がるため、円滑な土地取引等ができることになります。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。 よく境界線でもめたとかいうお話も聞いたりしますので、こういうのがあればいいのかなというふうな気もします。 それでは市としては、地籍調査することによってメリットというのはあるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  事前調査や測量に多くの時間と経費がかかる公共事業ですが、地籍調査を行っていることで図面で正確な計画が可能となります。完成後の維持管理まで円滑に進められます。また、地震、土砂崩れ、水害等の災害が起きてしまった場合でも、個々の土地が世界基準の座標値で表示されますので、正確な境界の復元ができ、迅速な復旧事業が効率的に行えます。そして、地籍調査の成果を基礎データとして利用することで、きめ細かなまちづくりの計画の立案が可能となります。 地籍調査におきましては、土地所有者と市の両者において、様々なメリットがございます。地籍調査は自分のためではなく、次世代のために重要な事業と考えてございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 では、公共事業と災害復旧においてはどのような実績があるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  公共事業を早期着手するために、毎年、国や県に要望活動を行っておりますが、要望を行う上で地籍調査は必須事項となっております。実際に、新宮紀宝道路、新宮道路に関しましても、先行して地籍調査を行っていたことが早期事業化につながっているものと考えられます。 また、災害復旧については、国土交通省が公表している東日本大震災での復興事業において、大幅な事業費の減額、早期着手、事業期間の短縮ができたというような事例もございます。これらのように、公共事業や災害復旧においても地籍調査の効果は大きいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  所有者のためにも、また公共事業や災害復旧の効率化を図るためにも、地籍調査の早期完了が必要であるということが分かりました。 では、現在の進捗率を教えていただけますでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  地籍調査の進捗でございますが、本市の場合、平成10年から地籍調査を開始しており、調査対象面積ですが、230.07平方キロメートルに対し実施面積16.33平方キロメートル、率にして7.1%となっております。全国平均は、令和元年度現在で52%、和歌山県内平均ですと48.1%となっており、本市は県内でも、古座川町、那智勝浦町に次いで3番目に低い進捗率となっております。 ◆6番(三栗章史君)  全国平均や県内平均と比べても新宮市の進捗率はとても少ないということですけれども、これは何か理由があるんでしょうか。調査が進んでいないという要因は何でしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  要因として考えられるのは、本市は地籍調査を開始した時期が遅かったこと、山間部の割合が大きいこと、また土地の境界を知る人の高齢化により、特に山間部での立会いが困難であり、また若い人では現地に行くことができても土地の境界が分からないこと、また職員数に限りがあることなどが考えられます。 ◆6番(三栗章史君)  そういった様々な要因があると思いますが、今後、高齢化がますます進んでいく中で、市街地はともかく熊野川町や高田などの山間部などの立会いが、今のお話を聞いているとさらに厳しくなってくると想定されますが、特に高齢者にとって、この暑い時期に山へ登ることは大変酷なことだと思います。 国土交通省のホームページを見ましても、全国的に山間部の進捗率がよくないということですが、これも国交省のホームページで載っていたんですけれども、山村部における効率的な地籍調査手法ということで、近年、リモートセンシング技術を利用した地籍調査の方法があるようですが、御存じでしょうか。この調査方法は、空中写真やレーザー測量データを用いて行うもので、現地の山を登ることなく集会所などに集まり、そこで写真やデータを見ながら筆界を確認するという新たな地籍調査の手法です。御存じでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  リモートセンシングデータを活用した山村部の新手法を導入している自治体の先行事例が出てきております。リモートセンシングというのは遠隔探査という意味で、議員が言われるよう現地立会いを行うことなく、集会所などで土地所有者等の同意を得ることにより境界の確認ができます。これにより所有者の負担を削減できるだけでなく、現地立会いに必要な期間や人員等を大幅に削減することができます。また、従来よりも広範囲の測量が可能となってございます。 ◆6番(三栗章史君)  こういうふうに高齢者の方に山の中へ入ってもらってまで行ってもらって確認してもらっていうのは、これ大変なことであると思いますが、こういった技術の利用を新宮市としても検討はされておるんでしょうか。 ◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君)  従来の方法に比べて制度的に劣るという問題がございます。まだ導入事例も少ないのですが、山間部などでは有効な方法であり、今後はこれらを含め新しい手法、先進市町村の事例を参考に調査研究を行い進捗率の向上を目指してまいります。 ◆6番(三栗章史君)  今、お聞きしていましたとおり、地籍調査によって、所有者であったり行政であったりがメリットがかなり多い事業でございます。ぜひ、今のリモートセンシングデータ、特に本市のように山間部の多いところなんかも必要になってくるんじゃないかなと思いますので、その辺、御検討いただいて、今後の地籍調査において活用していただけるようにお願いして、この項は終わらせていただきたいと思います。ありがとうございます。 続きまして、プレミアム付商品券について御質問させていただきます。 プレミアム付商品券について、まずこの事業における市長の思いをちょっとお聞かせいただけたらなと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  コロナ対策ということで、今回予算、この議会に1億2,000万円余りの補正予算を提出させていただいておるところであります。 そういう中で、対策としては大変大きないわゆる目玉事業だというふうにも認識して、予算を通していただけたら早期に準備を進めたいと思っておりますが、これ、二つ大変大きなメリットがありまして、今回40%という大きなプレミアムをつけさせていただくということで、市民の皆さんの生活支援にもなりますし、何といっても、今冷え込んでしまっているこの地域の経済の活性化のきっかけになればなというふうに思っております。 総額、これ今回全市民に引換券を送らせていただいて、全ての方が利用していただければ、この商品券だけで4億円のお金が動くということとなりますので、ぜひ多くの皆さんに買っていただいて、積極的に活用していただきたいということで活性化の起爆剤にしたいということでございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 私も同じ思いでございます。やはり今、地元の経済はコロナや人口減少等々でかなりの打撃を受けていて、低迷をしているというふうに思います。そんな中で、今後このプレミアム付商品券をいかにたくさん購入していただいて、いかに地元で買っていただくかというふうなことについて、まず、それでは質問させていただきたいと思います。 まず、商品券の販売時期や購入方法などについて、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  今回の商品券につきましては、1セット5,000円で7,000円分を御利用いただける商品券を市民の皆様にお一人当たり2セットまで、1万円で1万4,000円分の商品券を購入いただくことができるものでございます。購入方法といたしましては、10月1日現在で住民登録をされております全世帯を対象に購入引換はがきを郵送させていただきますので、購入いただく場合は市内の簡易郵便局、松山と敷屋にございます簡易郵便局を除いたお近くの郵便局にて引換はがきで購入いただきたく存じます。販売時期につきましては、12月初旬から行いたいと考えておりますが、準備が整い次第、できるだけ早期に11月中でも販売開始をさせていただきたいと考えております。なお、商品券の使用期間につきましては、2月下旬頃までを予定してございます。 ◆6番(三栗章史君)  今回の商品券は商工会議所が発行する商品券を利用すると聞いておりますけれども、商工会議所の加盟店でないとこれは利用できないんでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  今回の商品券につきましては、商工会議所が発行するものを使用させていただきたいというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  450店舗加盟されているということですけれども、那智勝浦町におきましては、町が独自で商品券を発行されて、地元のお店が申し込まれたら、商工会議所に入ってなかっても取扱いができると、その商品券で買物ができるというふうなことをしているというふうにお聞きしていますけれども、今後、やはり商店がちょっとでもこのプレミアム付商品券で潤っていただくためには、1軒でも多いお店の加盟を目指さないといけないと思うんですけれども、そういった部分で今後何か考えられていることはございますでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  利用できる店舗につきましては、先ほど申し上げましたとおり商工会議所に加盟していただく必要がありますけれども、今年度につきましては、コロナ禍におけます経済活動の下支えを行うべく、商工会議所のほうに新規加入される事業者につきましては、年会費が無料で登録をいただけるというふうに会議所のほうから伺っております。この機会にぜひ多くの事業者に会議所のほうに登録をいただいて、商品券を使用いただける加盟店になっていただければというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。 そういった部分も、今後、もっと宣伝していただけると思いますけれども、しっかりと広報していただいて、加盟していただけるお店をたくさん増やしていただいて、消費者もいろんなお店でお店をいろいろ選べる状況をつくってあげていただきたいと思います。 だけど、今回に関しては無料で商工会議所に登録できるということなんですけれども、次の年からは年会費とかそういうのも必要になってくるんでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  次年度以降につきましては、年会費を徴収するというふうになるというふうに聞いてございます。 ◆6番(三栗章史君)  今回に関しましてはそういった無料で入れるということで加盟店も増やせるのかなと思いますけれども、今後こういうことがあったときに、またそれをしてもらえるのか、それとももう那智勝浦町方式で希望するお店があれば取扱いできるようにしてあげるようにできるのか、その辺も今後やっぱり1店舗でも、新宮市が予算化してするんですから、たくさんの人が参加できるように考えていっていただきたいと思います。 今回の商品券のプレミアム率が40%ということで、市民の皆さんにとってもかなり購買意欲が高くなる事業だと思いますし、せっかくの機会ですので、商店街の消費喚起を図るために何か働きかけというんでしょうか、そういうものは考えておられますでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商店街での消費喚起につきましては、コロナ感染症の感染拡大を防止する点から、人が集まるようなイベントの開催というのはなかなか難しいところもございますが、販売促進が図れるような事業を商店街の皆様と連携しながら、これから検討していきたいというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  やはりそういうふうに商店街だったり、今回は関係ないんですけれども観光協会だったりとか、他団体とたくさん協議をしていただいて、皆さんのいろんな意見を集約して、そういうふうにいい方向に動けるように、そういう場も商工観光課としてもいろいろ進めていっていただきたい。 やはり商店街とか民間の方、個々ではいろんなアイデアを持っているんですけれども、なかなかそういうアイデアを市役所のほうまで来て、商工観光課でこんなんどうやろかというのが敷居が高いと思っておられる方も多いと思うんです。ですので、そういういろんな方とそういう交流を図っていただくというのは、昔はちょこちょこあったように思ったんですけれども、今、薄れてきているのかなというふうな気持ちもありますので、その辺いかがでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員おっしゃられるように、私どもとしましても、会議所ですとか観光協会の皆さん、そして商店街の皆さんともっともっといろんなお話をさせていただくことが必要なんかなというふうに感じております。こちらからどんどん出向いて皆さんの話を伺わせていただきたいなというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。 そういうことで、このプレミアム率40%というすごい破格の1セットなんですけれども、このプレミアム付商品券がこの新宮市の消費の起爆剤になるように、より一層努めていただきたいと思います。プレミアム付商品券についてはここで終わります。 続きましては、商店街を活用した観光ルートづくりということで、文化複合施設は来年には開館が予定されておりますけれども、文化複合施設開館後、そちらに観光バスを止めて、速玉大社や旧西村家住宅、旧チャップマン邸や徐福公園などまで歩いて散策してもらう観光ルートの策定が必要になってくると思いますが、担当課としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員おっしゃられるとおり、文化複合施設につきましては、まちなか観光の重要拠点の一つになるというふうに考えております。来年開館するわけでございますけれども、それまでに観光協会ですとか関係部署等と連携しまして、観光ルートの策定ですとか、それに合わせたパンフレット等の作成等進めていかせていただきたいというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  文化複合施設から市内の観光施設へ歩いていく場合、商店街を歩く機会が多くなると思いますし、多くなるようにしていただきたいと思っております。 商店街においては、家賃補助など空き店舗対策も行っていますけれども、観光に来られた方々を商店街へ誘導する、商店街を利用して市内を散策してもらうルートづくりが重要になってくると思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  文化複合施設を核にしまして、熊野速玉大社方面、あるいは旧チャップマン邸、旧西村家住宅、徐福公園方面を周遊していただくには、商店街というのは重要なポイントになってくるというふうに認識をしてございます。私どもも商店街を活用した観光ルートづくりをしていく上で、各商店街の皆様ですとか、観光協会、関係機関の皆さんと連携しまして、観光客の皆さんにいかに商店街のほうに足を運んでいただけれるか、またまちの魅力をどのようにして向上させていくかということを、みんなで協議しながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  やはり、そうですね、ちょうど地形的にも各観光地に行くには商店街がちょうどあると。そこを通ってもらって、いろんなもの見ながら観光客の方に目的地まで行っていただくと。やはり、何もないまま行きますと、つまらんものになってしまう可能性がありますので、やはりそこら辺は商店街を利用して、活用して、観光客の方も目で楽しんでいただくという部分も大変必要になってくるんではないかなと思います。 そういう意味では、もう一つ、速玉大社前の参道というんですか、国道からですね、あの辺も前に市長からもお答えいただきましたけれども、電線の地中化ということで環境づくりもされております。そのままですと、ちょっとまだ、せっかくあんな立派な鳥居もあって有名な神社ですので、参道筋の雰囲気をもう少し盛り上げていただいて、例えば、毎日じゃなくても結構なんで、1日何時間かだけ朝市をするとか、そういった部分もいろいろ考えていただくというふうなこともしていただけたらなと思います。 そういった部分で、ハードであったりソフト両面からの事業の検討のほう、よろしくお願いしたいと思っております。 それから、文化複合施設の完成は、まちなか観光の推進、商店街の活性化を進めていく上で最大のチャンスであると私は思っております。これは行政だけではなく、地元町内会、商店街、商工会議所、観光協会などが皆さんを巻き込んで動いていくことが重要になってまいります。なかなか予算的にもそうですし大変だと思いますけれども、ぜひともこの商店街を使った観光ルートづくり、よろしくお願いしたいと思います。それについて。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員から御指摘いただいた件につきましては、非常に大事な部分だと思っておりますので、市の内部だけでなく、民間の皆さんの協力をいただきながら、力を合わせていろんなこと考えていきたいというふうに思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 ◆6番(三栗章史君)  それでは、ぜひとも頑張っていただいて、知恵を絞っていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、この項はこれで終わらせていただきます。 続きまして、まちなか交通についてお伺いいたします。 公共交通の再編に当たりまして、まずは熊野川町に着手され来月10月から熊野川町で新交通体系での運行が開始されるとのことですが、熊野川町の再編内容について御説明お願いできますでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  公共交通の再編につきましては、高齢化率も高くエリアの広い熊野川町から着手いたしました。再編内容につきましては、支線路線バスである玉置口線と篠尾線、また熊野川町内4方面を運行している行政バス等を廃止し、それらの代替交通として事前予約性の乗合タクシーであるデマンドタクシーを導入いたします。 なお、小口方面につきましては、熊野古道を訪れる観光客が多く、デマンドタクシーでは移動需要を満たせないため、小口線につきましては、小口、神丸、志古間の運行を継続することといたしました。また、廃止となる篠尾線等の路線バスを利用し通学していた小中学生の通学手段を確保するため、スクールバスを1台増便しております。 熊野川町内の移動手段としてデマンドタクシーの導入、小口方面の観光客の移動需要を満たすため小口線を維持し、小中学生の通学手段の確保と充実のためスクールバスを増便するといった内容となります。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 玉置口方面と篠尾方面の路線バスと行政バスの代わりのものとしてデマンドタクシーを導入されるということですが、デマンドタクシーの運行内容について御説明をお願いいたします。 ◎企画調整課長(下基君)  デマンドタクシーにつきましては、事前予約制の乗合タクシーということで、熊野川町内の移動手段、幹線路線バスへの接続を目的とした熊野川町全域を運行する公共交通です。熊野川行政局を出発し、自宅または自宅周辺とあらかじめ設定しております目的地、公共施設等を送迎いたします。デマンドタクシーは、事前に電話予約が必要となり、予約がない場合は運行いたしません。運賃は、1回の利用ごとに100円、保護者同乗の場合は、小学生未満の未就学児分につきましては無料となります。また、使用する車両につきましては、セダン型のタクシー車両、1日8便運行いたします。自宅または自宅周辺と目的地を送迎し、100円という低運賃で1日8便運行することから利便性が向上し、地域住民の生活交通として多くの方に御利用いただきたいというふうに考えております。 ◆6番(三栗章史君)  そうですね、この自宅または周辺から目的地までということで、ドア・ツー・ドアと言うんでしょうか、そういうことで、これ大変助かるサービスになると思います。この後また触れていきますけれども、新宮市におきましても、市内の循環バスになかなかよう乗らんよという人も出てきておりますので、そういうのは大変助かるんではないかなと思います。 熊野川町の再編につきましては、デマンドタクシーの運行開始後も地域住民の皆様の意見を踏まえて、これからいろんな問題も出てくると思いますので、改善すべきところは改善して、よりよい公共交通となるよう引き続き取り組んでいただきますようにお願いします。 熊野川町の再編後、市内全体の再編についてどのようにお考えでしょうか。再編のスケジュール等お聞かせください。 ◎企画調整課長(下基君)  熊野川町の再編終了後、令和2年10月以降、高田地域の再編に着手する予定にしております。高田地域につきましては、令和2年度中に現地に入り、住民ニーズ調査及び住民との協議を行い、令和3年度中に再編案を編成し、令和4年10月から再編案に基づく新交通体系による運行開始を目指します。 新宮、三佐木・蜂伏地区につきましては、今後、関係機関等との協議、調整を進めてまいりますが、地域の交通事情がそれぞれ異なることや民間の交通事業者が多く存在しており、利便性向上を図る中で民間事業者の営業に過度な影響を与えることができない、そういったところのバランス等を考慮する必要があります。そうした点も踏まえまして、関係機関、事業者との調整を重ねながら丁寧かつスピード感をもって進めてまいりたいと思っております。 ◆6番(三栗章史君)  高田に続いて旧新宮市内、それと三佐木・蜂伏地区を今後進めていくということですけれども、これ日程聞いていますと、かなり時間がかかってくるという見込みのようですけれども、現状におきましては、新宮市内でもバス停がなくて運行していない地域もございます。 高齢化が進む中、先ほどからも問題になっておりますように、景気の低迷や高齢化によって、まちなかのお店が廃業していって買うところがないと、買物するところが近くにないというような地域がかなり増えてきております。それ以外にも、通院のときの移動手段を確保することも早急に取り組まなければ駄目だと思っておりますので、そういった切実な声を聞いていただいて、本当に早急に、バス停がない地域なんかにすると、熊野川町とか条件は同じぐらい不便な地域になっております。そういったところで早急に対策をお願いしたいと思うんですけれども、その辺どうでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  議員御指摘のとおり、市街地におきましても公共交通が運行していない地域があり、買物、通院等で御不便をおかけしているという現状は把握してございます。可能な限り速やかに再編を進められるよう関係機関とともに取り組んでまいりたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  これ本当に熊野川地区だけでなく三輪崎なんかにしても路線から外れた場所もあって、医療センターまで行くのも大変やし、昔のオークワなんかが早々とやめてしまって、お店自体も減ってきている中で高齢の方がスーパーセンターまで買物行くというのも、近いと言えばそりゃ近いですけれども、なかなか買物してまた帰ってくるというのは大変な作業になってきますので、本当に急いでいただきたいというふうに思っております。 そういった中で、当局は交通の問題点について、今後どのようなお考えを持っているのか、その辺を教えていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(下基君)  やはり市全体の公共交通の利便性の向上や交通空白地の解消に向け、取り組んでいかなければいけないというふうには考えてございます。これに加えまして、国などからも既存交通について運行内容が十分に浸透していないのではないかといったお話も聞いてございますので、既存交通の運行内容等の周知も強化する中で、ふれあい・こみゅにてぃばすの停留所見直し等の利便性向上の協議も進めてまいりたいというふうに考えてございます。 また、今年度中には、近畿運輸局と地域連携サポートプランの協定を締結する予定にしており、国とともに公共交通の課題解決に取り組み、市内公共交通の全体計画を策定する中で、市内全体の公共交通再編を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆6番(三栗章史君)  地域連携サポートプランということで、これはどういうような内容になるんでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  地域連携サポートプランにつきましては、近畿運輸局と自治体が協定を結び、国と市が共に現状把握や課題解決に向けて関係機関や住民、有識者との意見交換、意見聴取を行った上で、国から市に対し、課題解決に関する提案書が提出されるといったものでございます。 ◆6番(三栗章史君)  国もその地域の交通を一緒になって考えていただけるということでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  国も実際現地に入っていただきまして、地域とともに課題解決に取り組み、御提案いただけるということになっています。 ◆6番(三栗章史君)  本当に課題がいろいろありまして、市内の巡回バスにいたしましても、ああいう大きなものじゃなしにジャンボタクシーぐらいの大きさで、もっと細かく回っていただくとか、やっぱり便数が少ないとよく言われます。だから、使っても次帰るときに大分待たなあかんから使えんのやと言われる声もあります。そういった問題を国とともに考えていただいて、増やしたりするにはまたお金もかかってくるんでしょうけれども、そこら辺も国の方に現状見ていただいてしっかり考えていただきたいと思います。 国が、共に課題解決に取り組んでくれるということで、ちょっとこれは新しい展開なのかなというふうに思います。そのような事業を活用しながら、ぜひとも新宮市の公共交通の再編に取り組んでいただきたいと思っております。これから本当に高齢化進む中で、買物弱者であったり通院ができない、そういった方がどんどん増えてくるまちでございますので、再度申し上げますけれども、日常生活の交通手段の確保は緊急の課題であります。 交通手段の利便性の向上と交通空白地の解消をできるだけ早く進めていただきますよう申し上げまして、まちなか交通の質問についてはこれで終了させていただきます。ありがとうございます。 それでは、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(東原伸也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日は、これにて延会いたします。 △延会 午後3時14分...